人生は、「誰と付き合うか」で変わる
こんにちは!
今日は人生を変えたいな、と思っている人のためのコラムです。
よく、人生を変えたいのなら環境を変えろ、と言われますね。海外や地方に移住したりする人がいます。
しかし実はそれよりも
・付き合う人を変える
・入ってくる情報を変える
の方が重要です。両者は深く関連しています。
今日は人生を変えたい、と言う人のために説明しましょう。
人は周囲に影響を受ける
いきなり自分の話です。
昨日は変な原稿を書いたので、「この人どうしたの」と思われた方もいるかもしれません。
私は数ヶ月前に、「YouTubeで英語インタビューを毎日見よう!」と決めまして、ロックスターのインタビューをひたすら聞いてます。そして、今度はその内容に影響されてます。
その結果が、ああなってしまうわけです。
恐ろしいですね。
そもそも、YouTubeで英語のインタビューを見始めたきっかけが、子供に勧められたことでした。私、子供にむちゃくちゃ影響されてます。影響されやすいのかもですね。
人間、普段周りにいる人の影響がとても大きいのです。
私が書いている教育物はほとんどが子供がネタ元です。仮面ライダーにハマれば私の頭も仮面ライダー一色。彼が下ネタにはまっていれば私の頭も下ネタで一色です。子供が数学の話ばかりしていた時は私の頭の中も数学で占められていました。どうしても彼のおしゃべりに影響されてしまうのです。
私はよく「ズレてる」と怒られます。外国人の友達が増えて、彼らが勧めるものにも頭が引っ張られています。いつもいつも、ついつい彼らのように考えている自分に気づいて驚きます。日本にいた時とはすっかり考え方が変わりました。
人は見たものや聞いたもの、もっといえば、インプットしている情報によって左右されると最近つくづく感じます。
反対にいえば、考え方や行動を変えたいと思ったら、自分に入ってくる情報変えればいいのです。
環境だけでは人生は変わらない
よく、人生を変えようと思ったら環境を変えろと言いますよね。
ところが、最近はネットで情報が取れます。だから、環境を変えたところで情報が同じってことがあるんですよね。付き合う人が同じならなおさらです。
マレーシアに住んでいても、朝から日本のテレビをつけ、日本人の友達と会って、和食のお店で家族と夕食をとり、会社仲間と飲みに行く、という生活をしていたら、入ってくる情報はあまり変わらないんですね。
もちろんそれでもいいわけなのですが、本気で何か変えようと思うのであれば、付き合う人を変える必要があります。それから、ニュースやSNSなど、同時に頭に入れる情報を変えると言うのも有効です。
どうやって違う人たちと付き合うか
つまり、意識的に自分の周りに誰を置くか、何を読んで、何を読まないか、決めないといけません。
人を選ぶ場合、逆算して「この人みたいになりたい」という人を選び、その人の近くに身を置くというのもありでしょう。古い価値観の家族に囲まれていて、どうしても思考が引っ張られるという人もいると思います。
古い体質の会社にいて、体育会系な考え方を叩き込まれる人もいるでしょう。Googleやリクルートに勤めてたら、そのカルチャーの影響を受けます。
周りにそういう人がいない場合には、最近流行りのオンラインサロンやメールマガジンで、擬似的に「周りに置く人を選択する」のもアリかもしれません。
自分の話をすると、20代で外国人と知り合いたいと思い、オンラインのチャットを始めました。その後、マレーシア人の中間層と知り合いたいと考え、中間層が多いジムに参加しました。今では、できるだけ外国人や子供たちと付き合いたいと思っていますので、子供の話は機会があれば聞きます。自分の視野が広がると言う実感があるからです。
話していて圧倒的に「意外性」があるから、面白いんですね。
今はイスラムのマレー人の友人と毎週会っています。もちろん語学の壁はあるのですが、何度も何度も同じ人と会っているとその人の言葉に慣れてくるのです。
多様性に慣れ、世界的な視野を持ったマレーシア人たちからは、本当に学ぶことが多いんです。
ポジティブに生きたいのならニュースはほどほどに
友達と同様に、頭に入れる「情報」も大事です。
もし、あなたがポジティブに生きようと思うのなら、情報は相当精査しないとなりません。
毎日、嫌なニュースを見ると人間の幸福度が下がると言う話があります。
心理学者によると、ネガティブで暴力的な報道は深刻で長期的な心理的影響を与えるといい、それは単に悲観的になる、あるいは非難するといった感情をもたらすだけにとどまらない。メディアの暴力と心理的影響を専門とするイギリス人心理学者デイヴィ・グラハム(Graham Davey)博士によると、メディアの暴力はストレスや不安、抑うつ症状を増大させ、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を引き起こす要因にすらなるとしている。
私も朝ニュースを一切見るのをやめたところ、非常に気分良く過ごせることがわかりまして、ニュースは見なくなってしまいました。そんなわけで、「ポジティブなニュースしか流さない」というメディアも現れました。
ニュースサイト「ポジティブニュース」の創設者ショーン・ダガン・ウッド(Sean Dagan Wood)氏はTEDの講演会で次のように語った。
「より多くの良いニュースを報道することは、私たちを幸せな気持ちにする効果があるだけではなく、社会に関わり、日々直面する問題への解決策を探る大きな変化を引き起こす可能性を広げるのです」
マレーシアでも「Vocket」というマレー語のメディアは、やはりポジティブなニュースしか流さないと言う方針です。編集者に聞いたら、編集方針は「気分がよくなる(feel good )なニュースしか取り上げない」と言っていました。かなり人気がありまして、オンラインのマレー語メディアでは、ナンバー2のアクセスを誇ってるそうです。
通勤する人は目から入る物にも気をつけよう
東京の電車に乗るといやでも中吊り広告が目に入ってきます。これも、私たちの精神状態に大変多くの影響を与えています。
大体週刊誌の広告にはネガティブな見出しが多いです。朝から芸能人の悪口や他人の噂話、不幸話や失言なんかが目に入ります。さらに、脱毛やら病気、老後の心配を煽る広告などをぼーっと見ながら通勤してるわけです。
だから通勤電車を使いつつポジティブに過ごそうと思うのであれば、意識的に工夫するしかありません。書籍を持ち込んだり、イヤホンで何かを聞いていないと、ぼんやりしているとスポンサーの思う通りになってしまうわけです。彼らは、実に心理学などをうまく研究しており、マーケティングで消費者の心に訴えかけてきます。心理学者がPRに協力したりしていますから、これに対抗するのはなかなか難しいと思ってます。
SNSにも気を付けよう
以前から書いてますが、SNSやネットの情報も善し悪しです。
私はネガティブな人が多いところには行かないように注意しています。例えば、ブロゴスや「はてなブログ」なんかで討論している人たちがいますが、かなりネガティブな人が多いですよね。
Twitterも割とネガティブな情報が多いかな。反対に、Facebookで幸せそうな他人を見て、嫉妬に悶え苦しんでいるのだったらすぐ見るのはやめたほうが良いでしょう。別に見なくても困ることはそうそうありません。
こうやってニュースをやめたり、朝の広告を見ないようにしたり、SNSを制限したりして、できるだけ自分の頭の中に入れる情報をコントロールするのです。
やめることで、初めて新しい情報入れる隙間が出てくるのではないでしょうか。付き合う人を変えるのも、同じことです。
自分がご機嫌に過ごしたいのか、社会問題を考えたいのか、英語が上手くなりたいのか、視野の広い人になりたいのか。 自分に入る情報は自分で決めるのです。
私が SNSをあまり読んでいなかったり、いくつか有料のメルマガを購読しているのは、そういう理由です。
こうなりたい、と思う情報を、毎日の習慣として取り込んでいけると良いのではないでしょうか。
ではまた!
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