見出し画像

なぜ親子留学が失敗するのか? 外国人生徒の退学率が高い4つの理由(前編・「英語ができない親は学校に行きたくない」編)

海外教育が注目されています。
しかし、せっかく高いお金と犠牲を払って子供のために海外にきた親が、「こんなはずじゃない」と帰っていくケースをたくさんみてきました。

特に北米においての教育は、難しいと言われています。
大学院で、非常に考えさせられる論文を読みました。

「なぜ、彼らは来ないのか? 英語を第二外国語とする親たちについて考える」TESLカナダが出した論文です。

Guo, Y. (2006). Why Didn't They Show Up? Rethinking ESL Parent Involvement in K-12 Education. TESL Canada Journal, 24(1), 80 - 95. doi:https://doi.org/10.18806/tesl.v24i1.29

カナダのカルガリーでESLの高校生の退学率は74%

カナダでは、English-as-a-second language (ESL) =「英語を第一言語としない子ども」の教育失敗のリスクが高いことがわかっています。
ESLの高校生の退学率は、カルガリーで74%、バンクーバでは61%と高いです。翻訳してお届けします。

ここから先は

3,072字

世界から学びたい人へ。日本でも役立つ教育・語学・社会の最新情報をお届けします。掲示板で他のメンバーと…

世界から学ぶ メンバーシップ

¥1,200 / 月

これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。