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日本でなかなかIT化が進まない3つの理由

日本では「デジタル庁」が話題です。
先日、マレーシアの官製アプリが話題になっていました。

パンデミックの中、東南アジアでは大型投資を受けたベンチャーの上場ラッシュが起きつつあります。

よちさんがこんなことを呟いていて。

これに対し、今日は、私が思いつく仮説を書いてみます。

なんで日本でIT化がうまく行かないのか

米国アップルでシニアマネージャーだった松井博さんは「日本はGAFAの電池になった」と表現します。

厳しいですがその通りで、日本のIT化、かなり遅れてしまいました。

この革命は、2000年代、アップルがiPhoneやiPadを出してから加速しました。私は当時パソコン雑誌にいて、「ソニー対アップル」なんて特集を作り、メーカーによく取材したものです。

当時の日本企業だって、電子書籍とか、音楽配信とか、テレビ局の独自ストリーミングとか、どのメーカーも頑張ったのです。

なのに、なんでこうなったのか。

今日は私なりに整理した3つの仮説です。


理由1 トップがプログラマーじゃない

日本企業は、すべてがITに飲み込まれる時代に、「ITを飲み込もう」としているように見えました。「ハードウエアのおまけにソフトがある」感じです。これはどこのメーカーもそうでした。

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