インターネットの情報は不必要に拡散されすぎる
ツイートやnoteがバズると、たまに面倒だな、と思うことはないでしょうか。
以前、ツイートが10万を超えて共有されたときに感じたのは、「恐怖」でした。
リツイートの通知が鳴り止まず、タイムラインが全く追えなくなり、会う人会う人に、「ツイッター見てますよ」って言われる。テレビにでたつもりはないのに、気づいたらテレビに出てた感じ、と言えば伝わりますでしょうか。
インターネット上の情報って、拡散されすぎてしまうのです。
本来、届くべきでないところにまで届いてしまう。
増幅装置がついて一人歩きする。
もちろん、想定以上の読者に読んでもらえることもあり、
仕事の話がきたりもします。
ただ、その逆もあり、リテラシーがない層にも届く。
インターネットでは対象読者が選べない
私の文章は、雑誌や書籍同様、対象読者を想定して書いています。
必要な人が読めばいいのですが、インターネットでは、そうじゃない層にまで行ってしまうんですよね。
だから、気軽にツイートしづらいのです。
私の場合、海外生活やグローバルでの子育てなど、少々変わった世界のことを書いているからなおさらです。
英語教育について書くと、そもそも「小学生の英語教育はいらないのでは」という人が出てきます。もはやね、そこまで戻って議論する気持ちはないし、「論破」したい気持ちもゼロなのです。多様なままで問題ないし、そういう考え方があってもいい。ところが相手はそうではないらしい。
以前、背景がわかっていないであろう人から、単語の意味一つでしつこく絡まれて、時間を無駄にしたことがあります。おそらく、この人は特に興味もないのに絡んできているのでしょう。
ホント不毛です。こういう時間の無駄をお互いに無くしたい。
文章を自分の力で批判的に読めない人は、時に危険でもあります。
そんなわけで、最近、立て続けにオンラインサロンを作ったり、noteを有料にしたりしました。
私の子育てオンラインサロンには、
・インターナショナル・スクールの毎日の様子
・教育関連ニュース
・子供の探求学習の様子
・独り言
・インターナショナル・スクールに転校して驚いたこと
・不登校中に子供がいける居場所
・家庭で準備できること
・KL学校案内
・英語のアウトプットの方法
などなどのトピックがあり、毎日議論しています。
学校名などの具体的な情報を出すのは、やはり限られたメンバーでやったほうがいいんですよね。良い面・悪い面・噂話、いろいろあります。センシティブな情報が独り歩きして切り取られると、「良い部分」「悪い部分」が拡大されて曲解され、誰かに迷惑をかける可能性が出てきます。
センシティブな情報は絞って発信する
サロンでは皆、自己紹介をしているので、友達のようです。リテラシーが高い人が多く、お互いの顔が見えている分、かなり突っ込んだことや曖昧な情報(噂程度の情報)を書いても、安心感があります。メンバーの皆さんも活発に情報をシェアしてくれており、私が学ぶことも多いです。
ここでは質問したり、補足したりもできるので、誤解がそのまま独り歩きする心配もないのです。不登校中の悩みなども共有できますし、お互い秘密厳守ができるのも良いところです。
また、最近では「会って話が聞きたい」と日本から来る方が増え、時間的に対応しきれなくなってきています。初対面で会って1時間話をするよりも、サロンでじっくり1−2ヵ月付き合った方がずっと全体像が理解しやすいかな。必要な時期だけ入ってもらって、腑に落ちたら抜けてもらうと良いかと。
一方、長文で書きたいけど、拡散されたくないな、というものは有料noteの方に書いてます。毎日、怒涛のようにいろんなことが起きるので、書いておきたいことが色々あるのですよね。忘れてしまうのです。
とはいえ、「果たしてこれ公開で書くべきかな」と速攻で判断できない内容も、結構あるのです。そういうものは、有料で書いています。
まだまだ、実験段階ですが、こんな感じです。
私自身もいくつかメルマガを購読していますが、みなさん、そんな感じでメルマガでは言いたい放題だったりします。特に田村こうたろうさんのメルマガは言いにくいことを毎回ズバズバ書いてて面白いです。松井博さんのメルマガも最近購読し出したので、楽しみです。
こうして(日本では特に)価値ある情報はインターネットには出てきづらい時代になるのかもしれませんね。すでに、英語の情報と日本語の情報を比べると、その差を感じます。情報に濃淡が出てくる時代になったのだなーとつくづく思います。