親は「心配しての先回り」をやめたほうがいいと思う話
今日は短いコラムです。
いろんなお母さんたちの話を聞いていて思うこと。それは「心配の暴走」です。
先日、ある方から「子どもが受験勉強しない」と相談を受けました。
ガミガミいうので、家庭の雰囲気が悪くなっているんだそうです。
なぜ、受験をすることにしたのですか、と聞くと、「本人の希望なんです」と言います。
しかしよくよく話を聞いていくと、最初に親が「こんな私立があるんだよ」「公立より良いと思うよ」とあちこちの学校に連れて行き、娘さんは「校舎が素敵だった」「制服が可愛い」という理由で塾に入ることを承諾。
えーっと。
それは本人の希望というより、親の誘導な気がする。
「あなたが言い出したんだから、最後までやりなさい」っていうのは、ちょっと違うかなぁ。
「この子は自己主張が弱くて、内申も取れなさそうだし、高校受験には耐えられないかと思って」
「しっかりしたご家庭のいる私立なら問題ないかと思って」
いやいや。
確かに、子供を心配する気持ちはわかるし、ほんとに子どものことを考えてるんだと思うのです。
それでも、「心配しての先回り」はやめたほうがいいと思うんだよねぇ。
周囲で見てても、あんまりうまく行ってない。というか、思春期に暴発する可能性が高いと思う。
心配されるのは重たいです
心配って大抵は起きてもないことについて、心を悩ませることだけど、その心には、「私、あなたのことを信頼してないからね」という意味もあると思うんだよなぁ。
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