多分、社会の方が病んでいる
今日のメルマガはちょっと暗いお話です。
ツイッターにこんな投稿が流れてきました。「声を出さずに遊びましょう」と注意書きのある公園があり、声を出して遊んでいたら通報されてしまった、という内容です。
元の投稿者さんのブログはこちら。
かと思えば、こんな記事も話題になりました。
実に、後味の悪い記事です。
これ読んで、どうしても、私は「我が家はミックスでも外国人でもないから、まあいいかな」と思えないんですね。
その後、周囲の人たちがいじめ体験を告白してましたが、数多すぎて驚くばかり。あなたも? あなたも? という感じ。何がおきてるんでしょう。
私は日本を離れて七年になり、実態はわかりません。
先のブログも裏を取ったわけじゃないから、真実かどうかは知りません。
けれどたまに帰国して、郵便局で「お客様同士でのトラブルが増えています」などという張り紙を見るたびに思うのです。
最近の日本、どう見ても、非寛容の度合いが進んでます。
社会の方が病んでいます。
ごく普通の人が病んでいく社会
病んだ社会に合わせていくと、病気になる人が増えます。
日本から来た人と会っていると、「他人を信頼してない人が多い」と感じます。「いじめられないかな」「ぼられないかな」と警戒して目を合わせない人がいるのです。
この感じ、東南アジアの国の人には少ないです。
とくにマレーシア人は、初対面の人にもオープンな人が主流。
昨日も仕事で名刺交換した人から「家の近くに行くのでランチに行きませんか」と誘われました。相手を実に早く信頼する人が多数です(失望するのも早いですが)。
社会心理学者の山岸敏男さんも「日本には米国に比べて低信頼者が多い」と書いてます。要するに、多くの人が「周りは皆敵だ」と認識しているんです。
最近、子供が太宰治の「人間失格」の漫画を読んでました。覗いたら、昔も割と同じ感じです。もともとそういう傾向があるんでしょうね。
で、日本から来る個人個人と深く話していくと、強烈な体験が出てくるのです。
「昔、いじめられてトラウマになった」
「人間不信になっちゃって」
この人が、と思うような、優秀な人が、病気になっている。
いじめを見たために、心が病んでいく人もいる。
多くが精神科のお世話になっています。私もかかったことありますが、お世話になったことのない人の方が少ないんじゃないでしょうか。
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