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マレーシア・クランの田舎で釣りしてきました

本日は、オチのない旅行話です。

少し前の話です。ローカルのP氏とブロガーのSさんで、釣りに行ってきました。P氏はマレーシアの釣り雑誌の編集長です。

朝はいつものローカルな中華系コーヒーショップで待ち合わせです。パンや麺、パオ(中華まん)などを売っています。

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麺を食べて出発です。3人でシェア。チリソースをかけると味が引き締まって美味しいです。

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泥の穴で鳥を焼く中国の「Beggar's Chicken」とは?

今日向かったのは、マレーシアの港町クラン。
クランは巨大なのですが、今回行ったのは、クアラルンプールから1時間弱の海に面した小さな集落です。

港から少し離れた、典型的なマレーのカンポン(田舎の村)をいくつも通り抜けると、マングローブの林が見える中に、ポツンと華人の集落がありました。

まずは、地元で有名な「Beggar’s Chicken」に行きました。

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マングローブの森のすぐ横のロケーション。
この店の主人に聞いたら、年に数回は冠水するんだそうです。

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お店からは、カニやナマズなどの生き物がたくさん観察できます。
子連れで行ったら間違いなく盛り上がると思う。

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「Beggar’s Chicken」を直訳すると「乞食の鳥」。「泥穴法」と呼ばれる不思議な調理法で有名ですが、鶏肉に朝鮮人参などを詰めて、蓮やバナナの葉で包んで、ゆっくりと2日間、粘土の中で焼いた料理です。

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この店では前日から調理を開始するそうで、予約のみ受け付けています。1日15食しか提供しないそうですが、この日はすでに満員。

店主は、「中国の小説に出てくる料理法」だと言っていました。以下が粘土で実際に焼いているところ。シャベルの上の紙包が鳥です。

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これを開いているところ。

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ウィキペディアによると、この料理の起源には諸説あるようです。

1つは、乞食が農場から鶏を盗んだが、鍋や道具がなく、鳥を蓮の葉で包み、その周りに粘土や泥を詰め、火をつけた穴に入れて埋めました。 彼が鶏肉を掘り起こし、粘土を割って開いたとき、彼は肉が柔らかくて芳香があることに気づきました。

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1つは、乞食が皇帝から鶏を盗み、煙で見つからないために、泥穴法を使用しました。

などなど。紙包を開くと、肉からは醤油のような不思議な香りが漂って、食欲をそそります。これが何による香りなのかは聞いてもよくわかりませんでした(すいません……)。

なんでここに開店したのか聞いたら、マングローブからは良質な炭が取れるのだそうです。マレーシア国内でも、あと2、3軒は存在を確認しているそうです。

釣り堀で魚をキャッチ

大雨が降ってきました。

1時間くらいすると小降りになり、目的だった釣りに行きました。

海の近くの塩水の人工池です。海の魚が主にいるそうです。

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しかし、雨の後だったので、お客はまばら。
雨が降ると、水の温度が下がるため、魚を釣りにくくなるのだそうです。

やってみると、竿を投げるのも難しく、あああ、自分はこういうことが絶望的に下手だったのだと思い出しました。

S氏は1キロ強の魚を釣ってました。名前はマングローブ・ジャックまたはマングローブ・レッド、スナッパー(Mangrove Jack /mangrove red snapper)というのだそう。

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1時間ほどかけて、地元に戻って中華料理屋さんにて調理してもらいました。魚を2つに分けて、半分をアッサム・ペダス(酸っぱくて辛い)マレー風味、半分を生姜風味にしてくれました。

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味は淡白だけど、スーパーで買う魚よりは身が引き締まって硬めな感じでした。美味しかった。

本当はこの後にドリアンを食べにいきたかったけど、みんなお腹がいっぱいすぎたのでここにて終了です(数日後、同じメンバーでドリアン食べに行きました)。

それではまた。


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