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高校からのマレーシア留学はお勧めしません

こんにちは。野本です。

日本の教育改革が怪しくなってきて、最近では、高校からマレーシアに子供を留学させたいという相談を受けます。

多文化・多国籍で、いろんな文化に触れられるマレーシア。
ムスリム中心の社会の中、中国語やマレー語も学べ、いろんな教育方法がある。そんなわけで、今人気が高いです。

しかし、高校から来るのは、私はおすすめしてません。

すでに在住の方には割と常識かもですが、今日は将来、マレーシアをうっすら考えている方・保護者に対してお送りします。

年々、受け入れが厳しくなるマレーシア

マレーシアは転校が盛んで、ほとんどが小中高一貫教育ですが、空きさえあればどこの学校も入れます。
しかし、英語ができない場合には、選択肢は大変少なくなります。
中学から入れる学校は、数えるほどです。

最近感じるのは、さらに年々、入学の基準が厳しくなっているということです。

試験を受けても受け入れ不可能なことが増えてます。
この1年は、お子さんが頑張っても受からない、と言うパターンが続いて、私も困っています。

小学1年ですら「英語のエッセイが書けないお子さんはお断りしています」と断る学校が多くなりました。ある塾の先生も「中学2年以降はお勧めしない」と言います。

ところが実際の需要はまるで逆なのです。
小学校は日本で過ごし、日本語の基礎を作って中学か高校から留学させたい、という方が多いのです。

実は私も昔は、「小学校は日本の公立校で、中学から本人が希望すればマレーシアをお勧めしよう」と考えていました。が、調べていくと、これがなかなか厳しいんです。結局、小学校できました。

そして高校からのマレーシア正規留学は、不可能に近いほど難関になります。実際には、数人、猛勉強でクリアした方も知ってますが、本当に本当に努力されてます。

なぜでしょうか。

遅くとも中学1年には来ておきたい、その理由とは

英語を学ぶのは早い方がいい、その理由もあります。
確かにそうかもしれませんが、それだけじゃないんです。

乱暴にいえば、高校生での試験に受からないと「卒業できない」からなんです。

「日本語が片言の外国人が、いきなり大学共通テストを受けるイメージ」といえば、分かってもらえますでしょうか。いくら日本語ペラペラでも、日本語で学校の勉強を理解できるかは、また別の問題なのです。

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