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日本のテレビは真実に興味がないってホント?ーー海外ロケの現場コーディネーターに聞いてみました
こんなツイートを見ました。
報道やってる人は読んだほうがいいと思います。「東京の人たちは、僕たちのありのままの姿には興味ない。困っている姿伝えられれば、視聴者が涙を流してくれるから」/「俺はお前らの素材かと悟った」東京キー局が続けてきた被災地報道の“罪” | ABEMA TIMES https://t.co/NnDLdhQ8My pic.twitter.com/3B7nowODBh
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) March 15, 2021
佐々木さん自身もマスコミ出身の人ですが、私も末席にいた人間として非常に残念だと感じます。
「ありのまま」に興味がないテレビ局の人たち
元記事を読んでみました。
「都合の良い部分だけを切り取ったり、継ぎ接ぎしたりして、テレビ局側が言いたいことを僕らに言わせるような番組構成になっていたこともあった。とある番組は2日間の密着取材で、トイレの中までついて来た。それでも最終的には僕が0.5秒間、画面に見切れただけ。他は一切使われなかった。“あ、僕は素材だもんね”と感じた。そういう酷い扱いに疲れちゃった、もう加担したくないと思った」。
やはり東京の人たちは、僕たちのありのままの姿には興味ないんだと思う。困っている姿さえ伝えられれば、視聴者が涙を流してくれるから取材する人たちも、デスクに“こういう画を撮って来い”と言われ、少ない費用と日数で来るわけだ。
「ありのままに興味がない」ーーマレーシアでも同じです。
パンデミックの直前まで、マレーシアにはたくさんのテレビ局がほぼ毎月のように取材に来ていました。
マレーシアで長年テレビの撮影コーディネートしてた方に聞くと、「ストーリーにそった無理やりな絵作り」をして大変だった、って話が山ほど出てきて、止まりません。先日取材して許可ももらったので、そのうち文字にしようと思います。
— のもときょうこ🇲🇾「日本人は『やめる練習』がたりてない」(集英社)発売中 (@mahisan8181) March 15, 2021
こちらジョホール・バルで有名だった花岡めうみさん。
これめちゃくちゃわかります。
— めうみ@ハワイ好きからの東南アジアへ!マレーシアジョホールバル5年間→現在タイはプーケット4年目 (@meumin331) March 15, 2021
私も2013から2016年にかけてたくさん取材を受けたりコーディネートしたりしましたが、全く同じことを感じていました。 https://t.co/dJc77Jhqo8
うーん、どれだけ沢山のテレビ局にマレーシア撮影、ストーリーを作るように誘導とお願いされたか、、
— anna&juju (@djannajuju) March 15, 2021
冷蔵庫にコンビニ弁当あることや使わなくなった古びた子供乗せる自転車、これ絵になるねーって感動してた。 https://t.co/tDZfvJkkpe
ちょっと話はズレますが、以前私は国際結婚&イスラムというキーワードでTV取材のお話をいただいたことがありますがお断りしました。「イスラムに改宗して苦労されてると思うので」とか「文化の違う義家族との珍事件」とか期待されてる感じだったので。別に私イスラムにも義家族にも苦労してないし…。
— ナオコ🌸夫はマレー系🇲🇾人 🐢返信遅い人🙇♀️ (@malaysia_cinta) March 15, 2021
マレーシアで撮影コーディネーターをしてた方に聞いてみた
マレーシアで撮影コーディネーター・訪日プロモーションを12年されていた石田鬼美香さんに話を伺いました。
元日本政府観光局マレーシアレップを担当しており、観光業界では有名な方です。日本の観光やテレビ撮影に活躍されてきました。
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