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ロシア人が大量に流入するジョージアの今ーー移民は貴重な機会? それとも脅威になるのか

コーカサスの国、ジョージアに旅行しました。
来るのは3回目ですが、前回、前々回と都市の顔が激変しており、驚きます。

来るたびに国のムードが変わっている!

昨年の6月、パンデミック直後で街はまだ静かで、経済は停滞しており、空き家が目立ちました。同時に、街はウクライナ人を歓迎するムードで溢れていました。

その次の10月は、徴兵から逃れるために、ロシアからの移民が殺到していた時期です。アルメニアからジョージアに向かう列車(その逆も)はロシア人の若い人々で溢れていました。

そして今回行ってみると、なんと大勢のロシア人が定住しています。一時的に流入したのは30万人と言われますが、そのうちジョージアに定住したロシア人の数は10万人と言われています。ジョージアの人口は350万人です。ウクライナを応援する旗は減りました。

ソ連時代以降、最も大規模なロシア人の流入

以下の記事によると、これは「ソ連時代以降、もっとも大規模なロシア人の流入」だそうです。

そのために、不動産価格が上がり、交通渋滞が増え、地下鉄が混雑しています。ガラガラだったショッピング・モールにもお店が入り、スーパーには列ができ、景気が良さそうです。

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