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「話を聞いてもらいたい人」ができるだけお金をかけないで「喋りたい欲」を解消する方法

本日はコミュニケーションのお話。
最近、子育て中の女性から「話を聞いてもらう機会がなく辛い」という話を聞きました。

そう、「話を聞いてもらいたいのに、聞いてもらえない人」が世の中には溢れていて。

私も日本に住むようになって、コミュニケーションの機会が激減しました。日本語は誰とでも通じるはずなのに。

郊外の古い住宅地では「知らない人と自然に会話が始まる」ことが極端に少ないことにも気づきました。いわゆる「スモールトーク」の機会がマレーシアと比べて少なく、コミュニティに入りにくいのです。

世の中に「話したい人」のためのビジネスが溢れるわけ

特に女性の場合は「おしゃべり」がメンタル維持に有効っぽいんですね。

だから、おしゃべりをする相手は重要です。

リモートワークでおしゃべりが減っていたり、パートナーや家族が話相手にならなかったりすると、ストレスが溜まっていきます。

私の知人はリモートワークで誰とも喋らないことのストレスが大き過ぎて、会社に戻りました。

以前も書いたのですが、「話を聞く」「話をしたい」には需要と供給の大幅なギャップがあり、「話を聞いてほしい人」が溢れています。

今や、カウンセリングからスピリチュアルから宗教、ホスト、キャバクラまで、「話し足りない」人のためのビジネスが花盛りです。

多分ですが、世の中の(特に日本で)みんなが求めているのは「話を聞いてくれる人」なんですね。世の中には話を聞いてくれる人が不足しており、それはビジネスになるのです。

「寂しい人」をターゲットにした詐欺も現れました。
中には、「話を聞いてくれたから」という理由で高額な契約をしてしまう人も現れます。

両者の違いは、詐欺師は「聴く」ことが稼ぎになるため、聞き手としてより多くの場数を踏んでおり意欲も高いという点です。複数の研究により、意欲の高い人ほど、物事を正確に認識できることがわかっています。詐欺の被害者は、そのときの自分の生活にとって詐欺師のつくり話があまりにも魅力的なため、正確に話を聞けないのです。

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00344/081000003/


しかし、いちいち話を聞いてもらうのにお金を使っていたのでは、持続可能ではありませんから、いずれ破綻していきます。

街中で怒りを発散させている人の中には、「話を聞いてもらえない人」が隠れていると思っていて。

ではどうするか。

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