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周囲の「あれしろ」「これしろ」に疲れたお母さんへ

子育て中は情報を減らそう

産後って、母親は赤ちゃんを生かしておくだけで精一杯じゃないですか?
何しろ、生まれて初めて「人を育てる」なんて大仕事をやるわけですから、毎日ヘトヘトです。しかも慣れないおっぱいあげたりおしめ替えたりマジで大変。

ところが、この方のように、一斉に周囲が「あーせい」「こーせい」と言い出します。自信がなくなって、余計大変になっちゃうって人、多いのではないでしょうか。

なかには、

「あら赤ちゃん寒いんじゃない」「暑がってるわよ」
「まだ母乳なの」「あれミルクなの? 母乳の方がいいわよ」

などなど、同じ状況が人によって真逆に解釈されたりすることもあり、本当に困ってしまいます。

これは人だけではなく、メディアも同じです。

同じ雑誌が、「3歳までの早期教育で脳が決まる」と言い出したかと思えば、翌年には、「早期教育が子供の脳を壊す」なんて特集を組んだりします。

今回は、こういう情報の波で溺れそうになっているお母さんに向けて、もう少し書いてみます。

結論は「関係ない人のいうことはテキトーに聞き流し、育児のリーダーとして振る舞うと楽ですよ」なのですが、これだけだとわかりにくいので、ちょっと解説します。

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子育て中のお母さんはターゲットになりやすい

小さい子を持つと、突然それまで疎遠だった人たちが近づいてきては、「ああしろ」「こうしろ」と言い出してきませんか?

もう赤ちゃんを死なせないで(自分も死なないように)生きていくだけで必死。なのに、はたからあれしろ、これしろ、とうるさく言われると辛いものです。

義父母や義姉妹が「指導者」になってあれこれ言いだすのに頭を抱えている人もいます。マレーシアの友人(華人)も、「夫の家族が育児に口出してきてうるさい。全部無視してる!」ってこぼしてました。

さらには、関係ない人も口を出してきます。

赤ちゃんを産んだ途端、DMが山ほど送られてきて「・・・のお祝いをしませんか」「・・・はもうおすみですか」と攻撃されて参っている人も多いでしょう。

近所の人も同様です。赤ちゃんを連れて歩いていると、「あらー、何ヶ月? うちも孫がこれくらいでね。あら6ヶ月でまだ首が座ってないのー?」などと、突然話しかけられたりします。

よーく考えたら、ビジネスウーマンとして歩いてて知らない人から「あらー、あなた会社員なのー」ってフランクに話しかけられること、少なくとも日本では、あまりないじゃないですか。

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