#52 「感情労働」が起こす複雑な心理
マレーシア人が日本に行き感激するのは、「素晴らしい接客」です。
コンビニに行っても、安い居酒屋に行っても、まるで一流ホテルのように、気持ちよく接客してもらえると言うのです。
逆に、マレーシアにきた日本人は、店員さんがケータイで話しながらやる気なさそうに接客してるのをみて、ショックを受けたりします。
高級ホテルや高いレストランは別ですが、安食堂での接客はまず期待できないです。「値段なり」なんです。
やる気なさそうにレジ打ってる人とかフツーですし、ケータイ見たり、お喋りしてたりします。
ところが、これに慣れてしまうと、日本に帰ってから安いのにテンションの高い接客を見ると、なんだか落ち着かないんですね。
私は日本にいたときも、マニュアル風の丁寧な接客が苦手で、店主がテキトーにやっている店の方が居心地良かったようです。
これはなんでなんだろう?と不思議でした。
最近気付いたのですが、このサービス形態、「感情労働」と呼ばれるんだそうです。
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