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マレーシアが6月から全土「ロックダウン」に入ります

欧米諸国と反比例するように、アジアの国々で感染が広がっています。マレーシア政府は6月1日からの「ロックダウン」を決めました。

今日はマレーシアの状況と、東南アジア圏のニュースを見てみます。

状況はかなり深刻です

これがどれくらい深刻か。
マレーシア政府は今まで「経済が崩壊するので、ロックダウンはできません」と何度も言ってきました。

2021年は、2月から5月初めまで、比較的ゆるめの行動制限(登校・外食がOK)が続いてきました。

ところが感染者数は今までにないペースで増え続け、5月12日からレストランでの店内飲食と学校が登校禁止。

5月29日、新規感染者数は8000人を超え、ロックダウンを決めました。社会・経済部門の完全閉鎖が行われる見込みで、スーパーマーケットや一部商店など、営業できる分野は限られます。

なんでこんなに急激に増えたのか? 

宗教活動・学校・職場でクラスターが発生しています。5月にはマレーシアの最大の宗教行事であるハリラヤ(断食後のお祭り)がありました。

保健省はまた、全国で21の新しいクラスターを特定し、6つの職場クラスターがあり、さらに6つはコミュニティで発生しています。新しいクラスターのうち4つは宗教活動に関連しており、他の3つは教育セクターに関連しています。
The Health Ministry had also identified 21 new clusters nationwide with six workplace clusters while another six are community outbreaks. Four of the new clusters are linked to religious activities while three others are related to the education sector.

私の周囲では学校関係のクラスターが非常に多いです。

なお、「マレーシアの感染者数がインドを抜く」とした報道が出てましたが、インドは5月に入って感染者が劇的に減っています。ここで「Daily new confirmed COVID-19 cases per million people」に国名を入れるとデータが見えます。

https://ourworldindata.org/coronavirus#coronavirus-country-profiles

なかなか進まないワクチンの状況

今まで被害が軽かったアジア圏(台湾、ベトナム、シンガポール、タイなど)で被害が多く、欧米(米国・英国・ヨーロッパ)で感染が落ち着きつつあります。

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