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「死ぬ気でなんとかします」と「ごめん、パスで」の間にある溝

猫山課長のnoteが面白かった。

営業店から、A社の新規設備導入に関する支援を依頼されました。私はコンサルテーション部門でその分野の担当なので受けないわけにはいきません。
主なミッションは「融資が出るようになんとかする」です。アホみたいにシンプルな話ですが、金融機関などそんなものです。

金融機関にいた私はこの「無理目のお願い」がなんとなく(かなりレベルは違うでしょうが)わかります。

当時の男性社員(=総合職)には、同じ地域で車の需要が変わらんのに、毎月自動車保険のノルマを少しずつ増やすとか、謎のノルマ増がありました。ちなみに、私のような一般職女性はハナっから戦力外でお茶汲み要員です。

この例で、「あ、ここが日本(とか多分先進国?)と東南アジアの異なる点だ」と思ったのがこれ。

・支店長からA社へは「うちで出す!」と高らかに宣言済み(〇ね)。

ごめん、パスで。
と言えればどれだけよかったか。

逆に、この「ごめん、パスで」を言えるのがマレーシアの(多くの)企業だなぁ、と思います。

というか、「ごめん、パスで」をたくさんみてきました。マレーシアの企業と日本企業との間で起きる取引が割とこのパターン。何度「そんなプロジェクトには協力できません。さようなら」と言われたことか。

こんな感じ。

日本の会社「そこをなんとかやってくれ! なんとかするのが下請けだろう?」
マレーシアの会社「できません。他当たってください。さようなら」

以上。

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