日本も参考にした旧ソ連時代の建物「スターリンカ」「フルシチョフカ」「ブレジネフカ」ついて
こんにちは。今日はニッチなお話です。
みなさんは、団地に住んだことがあるでしょうか。
私は小さい頃、東京郊外の大規模な団地で育ったのです。
5月に行ったジョージアには、まさに私が住んでいたような団地がありました。
日本の「団地」の起源はソ連時代の建物がモデルらしいのです。
ジョージアの幅広い建物群
ジョージアの首都トビリシにはしっかり戦前の建物が残っています。
ドイツのお金持ちが建てたお屋敷から、帝政ロシアの時代のもの、さらにはサーカシュベリ大統領の時代に建てた、ドバイにあるような派手な建物まで、バラエティに富んでいるのです。
中でも私が知らなかったのがソ連時代の建物です。
ソ連時代は、それぞれの指導者の時代により「スターリンカ」「フルシチョフカ」「ブレジネフカ」と名前がついています。
それぞれの特徴を教えてもらったので、共有します。
スターリンカ
まずはスターリン時代の「スターリンカ」と呼ばれる建物。上記はスターリン博物館ですが、帝政ロシア時代の建物を思いっきりシンプルに、装飾を抜いたような作りです。
この時代の建物は、居住空間の広い「高級幹部用」と、「コムナルカ」と呼ばれる労働者用に明らかな差があったようです。
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