マレーシアの無料食堂で皿洗いをしたら「超ざっくりマネジメント」に救われた話
年末ですが、皆さんどうお過ごしでしょうか。
私は3日間、近所のシク教寺院に行ってきました。
ここは常日頃から、全人類が食べられる無料食堂をやってます。
今は洪水被災地への食事や物資の運搬をしています。
なんだよ善人自慢かよ……と思われるかもなのですが、まあそう言わずにちょっと聞いてください。
このマネジメントが面白く、むしろやってる方が救われる場所なのです。
皿洗いしたりネギ刻んだりしてみて、学んだことを共有します。
オーガナイズは非常にざっくりしている
寺院に到着すると、グラブの運転手さんが「お祭りでもあるの?」と聞きました。200人超はきているそうで人でごった返してるのです。
確かにクリスマスイブだったけど、ここはキリスト教会ではありません。ありとあらゆる人種、老人から子供まで居ました。
私の疑問は「いったい200人もの大人数をどうオーガナイズしているのか」でした。
募集がまたざっくり。
もし料理やパッキング、運搬を手伝いだければ、8時以降に寺院に来てください。
もし4WDを持っていて、食事の配布を手伝えるのなら、9時以降に来てください。
これだけです。
日本ではなんとなく「なんの技術もない私が急にボランティアにいったら迷惑かな」と思ってた。
そんなのないらしいのです。
登録とか受付とか何もない。
入り口で車でくる人に、「お前は何しにきた?」と誘導。
運び屋をやりたいのか、物資を持ってきたのか、ボランティアなのか。
「政府の(感染の)決まりがあるから、チェックインするだけでいいよ」と。
そして、大してオーガナイズしてないのです。
いきなり裸足になって、自主的にどこかに混じる。
見よう見まねで、周りの人に適当に聞きながら、
謎の集団がただただ共同作業しているのです……。
システマチックな皿洗い
無料食堂の皿洗いのコーナー。
全部インド料理なので、食器はステンレスで割れないし私にもできそう。
ここから先は
これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。