大学生とはかくあるべき、というような生き方をしている卒業生が訪問してきた
皆様、ご無沙汰しておりました。
いろいろありまして、更新を控えておりましたが、少しずつ頻度を上げつつ再開していきたいと思います。
さて、標題の件について。
最近見かける「卒業生が訪問してきた」というツイートなどには、ざっくりと言ってしまうと「少し面倒くさい卒業生が卒業したにも関わらずやってきた」というものが目立っているようにも思います。
リプなどを見ていても、相手にされないのにも理由がある、など「わかり味が深い」ながらもそんなにポジティブではないものが多かったように記憶しております。
もちろん、私の記憶違いであるかもしれません。
そういうものではなく、大学生活をいい意味で満喫している卒業生が訪問してきたので、少しおすそ分けしながら話題にしたいと思います。
今回話題にするのは、誰しもがそうなれるわけではない、私も10年に1人くらい現れるかどうかの人材だと思っています。決して一般論ではなく、かなり意識も高く頑張っているというお話ですので、そのあたりはご承知の上でお読みいただければと思います。
さて、本題です。
紆余曲折はあったものの、無事に高校を卒業して大学生になった教え子がいます。
久しく連絡もなかったのですが、久しぶりに先日母校訪問に来てくれました。
大学でここまで何をしていたか、話を聞いていろいろと驚かされてしまいました。
簡単にですが、列挙すると
・サークル
・バイト
・インターンシップ
くらいなのですが、どれも密度が濃いのです。
特に、大学1年生のときから積極的に事務所でインターンシップに取り組んでいたというのには、驚かされました。
しかもよく業務内容も理解して、お仕事も手伝っていそうな雰囲気でした。
サークルやバイトもかなりリーダーシップをとっている模様。
行事のイベントなども企画立案もしているようで、高校生のときよりも積極的に周囲も巻き込んで活動している印象でした。
バイトの1つはSTARBUCKSの店員。
一時期は(今でも?)なるのですら大変だったのではなかったでしょうか。飲食系のアルバイトの中でも少し一目置かれるようなものだったと記憶しています。
それ以外にも、1年間は留学したいという明確な意思ももっていました。
そのためには、早めにインターンシップなどもやっておかなければということで、かなり意識高く大学生活を満喫している様子でした。
どうにも、昨今の大学は就職予備校と呼ばれてしまっていたり、学生側も「大学は遊ぶところ」というような認識をもっていたりすることが少なくないようにも思ってしまいます。本来であれば、高等教育機関のハズなのですが、いろいろな問題もあり、このようになってしまっているのかな、とも思ってしまいます。
少し古い話になってしまいますが、博士課程の学生を奨励したのはいいけれど、その行き先(受け皿)までは用意しきれていないとか、大学で研究に没頭するだけの予算がつかないとか、本当に様々な問題はあるのだと思います。
そういえば、今年、私立大学の再編とか、マッチングなどの拡充のような記事もみかけたような気がします(更新を控えていたのでタイムリーにご紹介することができませんでしたが)。
通っている学生のためにも、大学本体のためにも、日本という国のためにも、高等教育機関としてしっかりとした運営をしてもらいたいものです。
いろんなことが言われてしまう日本の大学ですが、そんな中でも、意識を高く持って精力的に活動している教え子が母校訪問に来てくれた、というお話でした。
正直な話、自分自身もここまで積極的に大学生活を送ることができていたかというと、怪しいとすら思ってしまいます。
正直、よくやっていると思います。
このレベルで大学を上手に活用している生徒は本当に10年に1人いるかいないかだと思います。
いい意味で人脈も作り、きっと大学卒業後も社会の中でうまくやっていくのだと思います。
本当に頼もしい教え子です。
これからも活躍してくれることを祈っております。