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私と教員 教員採用試験を思い出してみます 2次試験について
こんにちは。然です。
今日は教員採用試験の2次試験について振り返ってみようと思います。
これから「教員採用試験を受験する!」という方のために、少しでもお役に立てたらと…。
※ちなみに私は「中学校」「保健体育」で受験しています。
1次試験の振り返りはこちらからご覧いただけます!
「2次試験」はこんな感じでした。
個人面接(2on1)
「個人面接」に関しては、面接官が2名、受験者1名での実施でした。何聞かれたか覚えていないのですが…難しい質問はなかったように思います。「自治体が掲げている特徴」や「教育の特徴」をさらっと押さえておきつつ自分の大切にしている部分を一貫性を持って、落ち着いて押し出せればほぼ問題ないはずです。
例えば
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「あなたが教員として大切にしたいことはなんですか」
「あなたは自分のクラス経営で何を大切にしますか」
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上記の質問、確かに聞き方は違うのですが「粒度」と「表現」が違うだけで、根本的なところは同じことを聞いています。なので、「それぞれの質問に対して独立させて答える」、というよりも「すべての質問に対し、自分の本質から答えを繰り出していく」方がおそらく評価は高いはずです。聞く方も聞きやすいですよね。
2次試験においては、「個人面接」の点数割合がとても大きい(個人面接で良い評価を受けられればほぼ合格と言っても過言ではない)のですが「試験官が全員一緒ではない」部分が非常に難しいところです。「採用基準」的なものはあると思うのですが、聞かれることや試験官のビヘイビア、あとは「何を評価しているか」に差が出るので、正直「試験官ガチャ」的なところはあるかと思います。
想定質問に対して回答を準備しても応用が効かないので、「自分の行動の軸となる考え方」を明確にして臨むと良いのではないかと思います!!
模擬授業・集団面接(3on10)
試験官3名・受験者10名で行われました。
模擬授業
まずは模擬授業。試験官が3種類ほど単元を前の黒板に記載しますので、その中でどれか好きなものを選び、導入の5分間実施します。
10名の受験者のうち、一人が模擬授業をしている間は9名が生徒役になります。
順番は「くじ引き」でして、私なんと1番手でした。笑
考える時間が5分程度あるのですが、導入の5分間だけですし、そこまで考える時間も必要ないかと思います。
見られているのは「立ち振る舞い」がメインで、抽象的ですが「好印象で記憶に残る」ことができれば及第点かと思います。
「はっきりとした声で、生徒の方を見て話ができているのか」「おどおどしていないか」という一般的な部分です。5分で単元の理解度なんて測れないですし、なんなら5分でその人の能力を判断だなんて、普通に考えたら無理ですよね。笑
私は他の受験者の方と比較したときに、そこまで教職に対する理解がなく、「あーどうしようかなー」と思いながら、「応急手当」を学習する単元を選択しました。
いざ前に立ってみると、生徒役の受験者が何名かご自身のメモに一生懸命ペンを走らせていたので、「あれ、この次の国語はテストかな?」とか言いながらコミュニケーションをとりつつ、「人の命に関わる大切なところだよ」「学校で友達が怪我したときに助けてあげられるかもしれない」というような話をして締めた記憶があります(うーん、そこまで覚えていなかった…すみません…笑)。
集団面接
言葉の通り、集団での面接です。
ごめんなさい、何を聞かれたのか全く覚えていませんが…そんなややこしいいことは聞かれなかった気がします。
ここでも個人面接と全く同じで「自分の行動の軸となる考え方」を明確にして答えていけば全く問題ありません(想定質問は考えても逆効果かと…)。
例えば、自分の前に話した受験者と回答が一緒だったとしても、「どういう考えでその回答に至ったのか」というところまで説明できればなんの問題もないかと思います。「人と同じがダメ」なんてことはありません。「何も考えず真似」はよくないですが、「考えた結果同じだった」というのは全く質が違いますし、それこそ、その考えに至るまでの思考が違うパターンが多いと思います。
実技
私は保健体育科でしたので、実技試験もありました。
技能的に優れていることよりも、「模範的な動きができているか」という視点で実施すれば問題ないかと思います。
余談ですが、私は本当に準備不足でして、当日まで何をやるのか知らない状態で臨んでおりました(柔道だけは持ち物で書いてあったので知っていた)。
ただ、運動能力がそこまで低いわけでもなかったのと、難しいことは求められないので、正直なんとかなります。
裏を返せば、「準備しなくてもなんとかなってしまう」程度の試験です。
技能の程度を測るというよりも「よっぽどできない方を炙り出す試験」と思ったほうがいいかもしれません。
実際に現場に出ると、そこまで運動が得意ではない先生もいらっしゃいましたが、しっかりと授業は展開できておりました。
最低限「できる」ことは見ておきたい、という試験のような気がします。
まとめてみる
いかがだったでしょうか。
一番大切なのは「個人面接」で間違いないと思います。
想定質問に準備するのではなく、「自分の軸となる考え方」を明確にして、そこから回答する練習を繰り返していけば、ほぼ問題ないように思います。
ぜひぜひ参考にしてみてくださいね!