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私と教員 教員採用試験を思い出してみます 1次試験について

こんにちは。然です。
久方ぶりの更新となってしまいました…。とはいえ無理に更新していると続かない気もするので、思い出した時に残していく、書きたいときに書く、くらいの温度感でいいものと思っています。

今日は、私が大学4年生の時に受験をした「教員採用試験」について振り返ってみようと思います。
私の場合は、就職活動と並行して進めていたこともあり、一切の妥協なく、全てを教員採用試験の準備に捧げた、というわけではありませんでした。笑
ただ、就活での経験は意識的にも無意識的にもかなり役に立ったと思いますし、内定を複数頂いていたこともあって、精神的な余裕と自信を持って採用試験に臨むことができました。

教員採用試験については、「前編」「後編」の2段構成でお届けしたいと思います!
教員採用試験をこれから受験される方や、教員志望の方へ届いたらありがたい…(難しいとは思うけど)

教員採用試験の形式について

知っている方も多数と思いますが、教員採用試験は
「1次試験」→「2次試験」の形式で行われることが多いと思います。
自治体によって違うのですが、大体この構成のはずです…。

試験の倍率ですが、小学校だと試験通じて「3倍」程度の自治体もあり
もはや合格することはそこまで困難ではないものと思います。
私は「中学校 保健体育」で受験したので、大体倍率は15倍程度でしたが
それでも過去はもっと高かったようです。
教員人気ないんですよね…いい仕事なんですけど…。

1次試験について

「1次試験」は、主に全問選択式での筆記試験となります。
僕の場合は、「中学校」で受験しましたので以下の試験内容でした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・教職教養:教育基本法に始まるリーガル的な知識や、教育心理学(ほぼ歴史みたいな感じ)の知識を問う
・専門教養:各教科の専門的な知識を問う
・一般教養:「国語」「数学」「英語」等、9教科の広い知識を問う
・小論文
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
上記はそこまで深く解説するものでもないかなと思っています。
大体全部で7割くらい取れれば、1次試験は通過できます。
配点も決まっており、半定量的に合否を判断できます。


教職教養について

「教職教養」は、教育法規や教育心理の問題が出題されます。
現場に出てから役に立つものはほとんどないと思います。笑

「誰がどんなことをやったのか」「この法律はこういうことを司っている」
ということがある程度理解できていれば問題ない領域です。
詳しいことは知らなくても、固有名詞が繋がっていれば正答できます。

専門教養について

「専門教養」は、各教科の専門的な問題が出題されます。
私の場合は「中学校保健体育」でしたので、「保健体育」についての問題が出題されます。
ここまで聞くと、さぞ教員になってから役に立ちそうな感じがするのですが、私の受験した自治体は「学習指導要領」の保健体育の領域において、正しい記載を選択するというものでした。笑

一般教養について

「一般教養」は、単純な「国語」「英語」「数学」「理科」「社会」「音楽」「美術」「保体」「技術」「家庭」の問題が出題されます(あれ、合ってるかな?)

問題は決して難しいことはなく、高校生なら問題なく答えられるレベルです。「音楽」とか「美術」関しては、ちょっと覚えておかないと正答できませんが、問題数が多くないのでここは捨ててしまって全く問題ないです。笑

小論文について

小論文に関しては、はっきり覚えていないのですが
確か1次試験と同じタイミングで実施、通過した受験者のみ2次試験で採点され評価される、のような形だったと記憶しています(もしかしたら全然違うかも)。


1次試験をまとめてみる

ここまで試験の概要についてさらっと綴ってきました。
私なりの捉えを記載していこうと思います。

人格関係なし、点数が取れればOK

自治体によっては1次試験から「個人面接」のような
人間性を確認する場が設けられているところもあります。
私の受験した自治体は、「筆記試験のみ」でしたので
どんな人間であろうが、どんなふざけていようが、教員への志望度が低かろうが、点数さえ取れてしまえば通過できます。

就職試験の中では定量的、合否の理由が明確にわかる

これも私の自治体限定の話になってしまうのですが
形式が「選択式の筆記試験」のため、はっきりと獲得した点数がわかります。
大体全体の70%程度取れていれば、問題なく通過できると聞いています。
(私の知り合いはピッタリ60%で通過したと言っており、実際の通知書を見せてもらうと58%取れている状態で、合格最低点でした。笑)

私は85%の得点で問題なく通過したのですが、一般的な就職試験としては、非常に定量的で、準備がしやすい試験です。
日程もかなり早く公示され、過去問もあり、大体その傾向は変わらない。
ポイントを押さえてやることをやっておけば、絶対に問題ないです。
(私の受験した自治体は、の話でございます。笑)

教員になってからは全く役に立たない

先述していますが、1次試験にて獲得した知識は、教員になってからは全く役に立ちません。笑
とはいえ、批判するつもりもありません。
合理的なソリューションがあるなら提示しつつ論じたいと思うのですが、
「現場で役に立つ知識を問いつつ、公平性を担保した試験」はなかなか難しそうな気がします。
ただ、「試験を乗り越えた」という経験とマインドは、伝え方や繰り出し方によって生徒のためになるかもしれませんね。


最後に

教員採用試験の1次試験、いかがだったでしょうか。
自治体によっても差がありますが、私の受験した自治体の場合は
「最低限、知識量の程度は足りていますか?」というような試験でした。

またタイミングを見て、今度は2次試験について話をしてみたいと思います。
ここまで見ていただいてありがとうございました…。
ではでは…。


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