せせらぎ2024年10月
『海外留学のススメ』
教育アカデミー高等部 教務主任
田中 陽子
高校留学の道を切り開くため、9月半ばにニュージーランドへ視察に行ってきました。
私自身、高校時代にアメリカのミシガン州に留学していましたが、高校生の私が感じたいろいろな思いを思い出す視察となりました。15歳がたった一人で飛行機に乗り、中学英語の知識だけで現地の高校で過ごした8か月は甘くはありませんでしたが、大変貴重な経験でした。親元を離れ、ホームステイ先で慣れないご飯(ピザとハンバーガーの繰り返しですね)を食べ、町に日本人は一人もいない…初めは自分の言いたいことも言えず、授業の内容も理解できませんでした。でも、若いってすごいですね。だんだん英語が聞こえるようになり、友人もでき、帰国するときには大号泣でした。
日本と海外の高校生活は全く違います。自分で履修科目を決め、教室を毎時間移動しながら授業を受けていきます。はっきりNOと言えないと何もかも引き受けることになります。先生たちはほかの職業と掛け持ちしている場合が多く、社会人としての学びも多く得られました。何よりも、外国から日本を見る視点を得て、今までの常識や考えにとらわれない生き方ができるようになったことが私の留学経験の財産です。
ニュージーランドは今急成長中の国です。最低時給は約2300円。移民を多く受け入れ、外国人が学べる環境が整っていると感じました。会う人は皆親切で治安も安定しています。
日本では生きづらいと考えている人、自分の生き方の選択肢を増やしたい人、若いうちに留学にチャレンジすることを強くお勧めします。年度内には留学説明会を開催しますので、興味のある人はぜひ参加してください。
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