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忘れられない映画

みなさんこんにちは。
共育LAB.のなるちゃんです。

今年は、新型コロナウイルスの様々な規制がなくなった4年ぶりのゴールデンウィークでしたね。みなさんはどのように過ごしましたか?
私は、東海地方から九州まで西日本を車で横断した思い出深い1週間を過ごしました。

さて、色々なジャンルの映画を観ることが大好きな私ですが、2年前のこの時期に上映されていた忘れられない以下の映画を紹介したいと思います。
「SNSー少女たちの10日間(原題『V síti』)」というタイトルのこの映画は、2020年にチェコで制作され、2021年4月23日に日本で公開されたドキュメンタリー映画です。
主な登場人物は、3名の成人女性でそれぞれが12歳の女の子という設定でSNSに登録して”友達を募集する”とどうなるのかを検証した内容でした。
現在、SNSと常に接する私たちですが、そんな日常で子どもたちが直面するSNSの危険をありのままに映し出したことで、チェコでは話題作となっていました。児童への性的搾取、性加害の実態を描いた映像として、チェコの警察から刑事手続きのために映像を要求され、実際の犯罪の証拠として警察を動かした作品でもあります。(公式HPより抜粋・参考)

当時の私は、早速公開されている映画館を探しました。限られた映画館で短期間の公開がほとんどで、上映されていない地域もありました。私の地域で上映している映画館は無いかと探してみると、隣町にある1軒の小さな映画館でなんとか観ることができました。10日間で2458人の男たちが少女たちに声をかけ(登録したSNSを通してアクションを起こしてくる)、その大半が初めから性的な目的で近づいてくるという衝撃的な内容で、今でも鮮明に覚えています。
SNSを通して、性的な被害にあう事件は日本でも数多く報告されており、決して遠い国の出来事ではないと強く感じた時間でした。

日本でも、10代に人気のSNS(「Twitter」「Instagram」「TikTok」)などを中心に加害者と被害者が出会うきっかけとなっているというデータがあります。匿名で利用登録できる点、知らない人ともやり取りができる点が共通していると言われています。インターネットやSNSは、情報を得たり、発信したり、課題を解決したりと、困った時に助けになってくれる便利な側面がある半面、使い方を誤ると危険な目にあったり、相手を傷つけてしまうこともあります。

この映画は、「R15+」指定となっており、ショッキングな内容も含まれているドキュメンタリーですが、10代の若者が接している日常の実態を知る機会として観ていただきたいなと思いました。そして、共にSNSやオンラインゲーム、インターネットなどの使い方についても考えて欲しいなと思います。公式HPでは、予告編を見ることもできます。興味のある方は下記のURLからどうぞ!!
私も、1人の保護者・養育者として、子どもが対象年齢に達したら一緒に観たい映画の1つを紹介させていただきました◎

【参考・引用】
https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashiakiko/20210528-00239998(Yahooニュース)
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/syonen.html(警察庁_少年非行及び子供の性被害_)

【公式HP_SNSー少女たちの10日間_】
https://www.hark3.com/sns-10days/


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