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10年越しの痛みと再生(ゼーガペインADP感想というか紹介)

ゼーガペインの劇場版「ゼーガペインADP」が一部地域で2週間限定で上映されています。ゼーガペインってなんぞやって方、見てくれ!ってだけ言いたいけどそれじゃあ食指も動かないと思うのでちょっと説明。(ゼーガペイン知ってて好きなファンはぜひ見ましょう。セル配信でも見れるよ。冒頭5分も見れるよ。 http://www.zegapain.net/10th/adp/

10年ほど前に放送されていた青春SFもの、ロボットも出るよってアニメですね。浅沼晋太郎さんと花澤香菜さんの出世作でもあります。特に花澤さんは演じるカミナギ・リョーコと同世代な女子高校生の頃の作品なので演技が初々しい()ので最初面食らうかもしれませんが、見ていくと逆にこの声(棒)でないとカミナギ・リョーコじゃない、いい意味での棒になってくるので騙されたと思って是非見てください。川澄さんも出てるよ。なんか最初よくわからないなあって思うけど妹がでてくるまでは見てくれ!お願いします!

「・・・ていうか劇場版今やってるんだろ?なんか新規絵と既存の映像混ぜて作ったってきいたぞ?それって総集編やろ?それみればいいやん。」って思ったそこのアナタ、確かに新規絵と既存の映像混ぜて話作ってる、作ってますが違う、あまり言うと本編のネタバレにもなってしまうのですが絶対本編みてから映画版見たほうがいい。いや敢えて映画版みてから本編みるってのも面白いかもだけど、一回本編みてそんで色々わかってから映画みて補完するってのがおすすめの見方です。本当に。他の方も言ってましたが新約Zみたいなのではなくてストーリー自体は新作で作ってるので。本編の主人公キョウちゃんと映画のキョウちゃんの気持ちの対比とか見てもらえるとすごく面白いです。

「うーん、でもそうだと本編見てからって時間かかるなあ。やめとこ。」って考えてしまったアナタ、わかります。ぶっちゃけ2クール分あるし10年前の作品わざわざ見るってのも難儀ですよね。でも考えてください、なんで今さら10年前の作品を再編集するのか?作るのだってタダじゃない、実際当時のゼーガはDVD売れ悪くて1ゼーガなんて悪い意味で数量の単位に揶揄されてしまうこともありました。

しかしながら見たファンはその魅力的な作品に夢中になり結果外伝小説がでたりパチスロになったり、ブルーレイBOXにしてほしいランキングで1位になって実際作られたりと着実にファンを増やしていき、結果今回の劇場版につながりました。(下の画像はADPパンフから。ファンアイテムだけどセールスで苦戦とか書くなよ(^_^;))

つまり10年の間最初は小さな花ですぐ枯れてしまいそうだったゼーガペインという作品がファンの方が愛情を注ぐことで(DVDの売上とかの)痛みを乗り越えて色々作品展開していき、ついに映画という大輪に育ったのです。十分その評価を得る作品でもあると自分は思います。表題で10年越しのとか書いてますが自分も見たの4年くらい前です。それまではへんな緑色のテントウムシみたいなロボットのやつって印象しかありませんでしたが主題は青春とSFです。ロボット苦手でも十分楽しめます。少しでもゼーガペインという作品に触れてもらう人が増えれば嬉しいですし、もし作品が気に入ってくれればとても幸いです。

さあ君もゼーガペインの世界へ、エンタングル!



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