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京都に住まうことを決める、不惑の冬



■自己紹介

京都が好きだ。

きっかけは小学校3年生。

図書館の一角にあった、市民の古本拠出のコーナーに
「なんて素敵にジャパネスク」という平安時代が舞台の漫画があったことで、生活文化様式にすっかり魅了されて、そこから描く女の子の絵は全部十二単を来ていたという感化のされっぷり。

高校時代も一番得意なのは古典。
数学は毎度見事に0点を叩き出す日々だったが、
古典だけはいつも(ほぼ)満点だった。

気がつけば大学も日本文学・平家物語(これは平安後半だけど)を専攻し、社会人になっても、国内の長期旅行はもっぱら京都。

とうとう2年前には町家を借りて1ヶ月半京都に住んでみるということも断行してみた。

たっぷり京都生活にも慣れたので、もうしばらくはいいかなと思っていたはずなのに、

特に何があったわけでもなく、
「光る君へ」に感化されたわけでもなく。

本当に、急に。

京都に、2拠点目を構えることを思い立った。

幸い?なことに、
私の仕事はリモートワークで、東京にいたってほとんど出社しない。
子どももおらず(かわいい犬はいるが)、
旦那は極めて理解もあり、かつ自由主義。
そして人生の折返しの40歳。

とすると私をとめる理由が何一つない。

よし、京都に(時々)すもう。
呼ばれてるんだ、きっと。


■物件探し

思い立ったら即行動(というか、いらち過ぎて、自分をとめることができない)性格なので、
早速住まい探しを始めることにした。

  • あくまでも2拠点であること。なので、コストはなるべく抑えたい。

  • 可愛い犬のお世話を旦那だけにさせるわけにはいかないので
    最大10日前後/月の滞在になるだろうこと。

  • 時々滞在なので、「住みやすいが中心から遠い」よりは「ちょっとうるさい/狭い/古いが、中心にほぼよくあってそこそこ安い」

がPOINT。

前回の京都1.5ヶ月の仮住まいで、地元密着型で徒歩・自転車で散策した結果、
御所付近、四条、五条にあたりをつけて物件探しを始める。



◆シェア型か、サブスクホテルか。

初期費用を抑えながら、一定整った暮らしをしたいと考えると、

賃貸よりはシェア型やサブスク型を検討したほうがいいかと思い、下記2サービスを検討し始めた。



◆町家をセカウンドハウスにできるSym Turms

何人かでシェア型で利用でき、1回最大7日連続使用が可能。
むろん設備整っていて、すぐに快適に生活ができそうだ。
加えて、何よりも、町家!!

https://rakuen.symturns.com/

最高かな…。最高なのかな…。

コスト的にも、まあ普通に一人暮らしをするとなるとこんなものかなー、とんとんかな~というレベル感。

「京都の町家に住んでて~ (ドヤ)」ができるには最高な物件だ。

ただし、東京⇔京都の交通費を考えると細切れに上京/上洛もできないので、
京都に入居者と使用調整が難点である。

加えてマキシマリストなのでおそらく所有物が一定以上おけないときっと不満を抱える。
ましてや、皿狂いのわたしが、骨董皿の宝庫の京都に放たれるならなおのことだ。



◆自由に行き来を優先するならどうせなら、サブスクアパート(unito)

どうせならもう少しカジュアルに行き来できるということをベースに考えるなら、サブスクアパートか。

うーん…。

https://unito.life/listings

うーん…。短期集中で住むなら安い。
キッチンもいてるのも魅力的だ。

ただ、、、ぐっとはこない!ぐっとはこないぞ!!!
コスパよく、安いホテルに宿泊してる感覚になりそうだ。



◆こうなったらもう賃貸

結局京都に暮らすとなると私は、
好きなものに囲まれて、快適に暮らしたいのだな、という欲望が強いことがわかった。

しょうがない。
奥の手の賃貸だ。

どうせなら町家に住みたい。
参考にしたサイトは下記だ。

わかったことは、町家は高い…。
当たり前だ…。

徐々に家賃の許容を増やしていくという、物件探しあるあるを定期的にリセットし、
手頃な1DKの普通の清水寺付近の物件に申し込むこととした。

あとは審査結果を待つだけである。

町家はもっと稼げるようになる、もしくは在京が長くなったら検討しよう。


■いったんの心づもりとして。

急な衝動で京都に二拠点目を持つことにするので、
だらだらと(家を借りっぱなしになって上洛しないなんてことをしない)二拠点を続けるということは避けよう。

まずは1年。
定期的に、ちゃんと上洛するのか、楽しめるかどうかをみて、契約を継続するかを判断する。
未来への私への、アドバイスだ。

マキシマリストとはいえ、家電や家具など、
大型アイテムはできる限り揃えないORレンタルにするなどで、
いざというときに軽やかな移動ができるように。

よし。
あとは入居を待つだけだ。

とても楽しみである。


(ちなみにタイトルは不惑だが、私は四十路なので不惑ではない。)

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