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商業絵描きとして生計を経てるには。
自分が考えるに絵で食べていく人を大きく2つに分けて、
エンターテイナーとアーティスト(芸術家)だと思っていて。
エンターテイナーは他者の満足の為に絵を描いて生計を立てる事であり。
アーティストとは自分の満足が勝手に他者の満足となり、一部の人がそれで生計を立てられる事だと考えた。
サブカルチャー界隈(美少女絵描き)においてはエンターテイナーとして多くの人達が占めていると考える。
商業作家とはつまるところ、お金を生み出せる価値のある作品を作れる事と、自分の満足より他者の満足を優先して作品作りが出来る事ではなかろうか。
単純に言えば「人の為に絵を描き喜んでもらいたい」人であると。
どっちかに両極振れしている訳ではなく、みなエンターテイナー性とアーティスト性を持っていて、その割合をどちらが大きく占めているかで表層に現れてるだけで6:4の人もいれば8:2の人も居る。
よく才能がないと駄目なのではないか、人よりセンスがよくないと…なんて声も聞くが、商業作家に置いて大事なのは
絵を見る人たち、すなわち絵の素人の人たちに”良い”と思ってもらう事で、逆に言えば絵を描かない、描けない人たちの気持ちを考えられ、その視点に立てる人でないと共感が得にくい。
つまり凡人にだって商業の世界で絵を生業としてやっていくための強力な武器があるって事。
逆に凡人に理解できないほどのセンスやズバ抜けた作家性は、尊敬や唯一性はあるが、それは共感からは離れた価値なので、凡人が絵を生業として戦っていくなら別軸として考えた方が良いと思う。