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Startup Weekend Robotics 2nd ついに当日(1日目)

ようやく当日になりました。Startup Weekend - Robotics。金土日の3日間でビジネスモデルを結構ガチで作り上げるイベント。詳細はコチラ↓

https://swtokyo.doorkeeper.jp/events/83800?utm_campaign=event_83800_94446&utm_medium=email&utm_source=registered_message 

初日は17:30開場で場所は日本マイクロソフト社!
品川駅前のキラキラしたビル街にビビりながらエントランスに到着した時点で既に消耗気味。というのも初日はお酒が入る親睦会の後に1分ピッチをして自分のビジネスアイデアを披露してチームメンバーを募るとのことで、今月はずっとアイデアを考えていたからだ。

とりあえず色々過去の体験ブログやオーガナイザの同僚が言うにはピッチはしたほうが良いとのことで、事前のプレイベントなるものも2回参加してアイデア出しのヒントを教えてもらったりしていた。その中でまったく関連性のないワードをランダムにくっつけてビジネスを考える「half baked」という手法を取り入れることにした。

ランダムにワードを出してくれるサイトから1日5ワード抽出し、ロボットとかけること6日。8アイデアが出てそこから下記の2つまで絞るところまできた。

アイデア(その1):会議お助けロボット ・事前インプットしたアジェンダに沿って会議を進行。・議事録自動作成。・会議を時間厳守で強制終了する。・脱線すると「それいる~?」と突っ込みを入れる機能あり。・アイデア出しの際は、発言したワードから既存のアイデアを検索する「ブレインストーミング」モードあり。
アイデア(その2):おひとり様応援!身心お助けロボット ・ウェアラブルデバイス(腕時計、万歩計のような)・アンガーマネジメント。心拍数等を計測し、怒り発生から6秒間気をそらす。気のそらし方は選択可能(お気に入りのお笑いネタ等)。・おひとりさま支援機能。倒れた際に指定先に通報。

これらを1分間で発表しきれるように原稿書いて練習も実はしたが、今一つ受け入れられる可能性が図り切れない。ということで、ピッチ前の親睦会で参加者の層や考えていることを探ることにした。

基本的に他人と距離を置きたい性格だが、ここである程度親睦深めないと居場所がないと過去参加者のブログにあったので、社交性エンジンを100%全開で突入!パッと見て50~60人はいる会場に挑んだ。

まずは気になっていた「ロボット」の定義を聞いて周ったところ、「自律しているシステム」だとか「入力に対して出力があるもの」が主な回答だった。

う~ん、実態がなくても自律していれば良いのか。たとえば初音ミクはロボットなのか。やっぱりまだ曖昧だ。ということでアイデア(その2)は却下。実態がないシステムはアプリとなんら変わりないので、テーマに沿うのか意見が割れそうだし、そうなると人も集まりづらいと思う。

またおひとりさまビジネスは拡大しているものの、人前でそれを欲しいという人はまずいないのは経験済。心の中で必要性を感じていても寂しい人レッテルを貼られるのは誰もが避けること。なので人前で発表してドン引かれるリスクがあるので、やっぱ却下。

次はみんなどんなアイデアを持ってきているのか、ということを聞いてみたけどアイデアを盗まれるのを懸念してか全員明言を避けていた。私としては親睦会で自分のアイデアの賛同者を募るとかアドバイスもらって1分ピッチに磨きをかけるとかすればいいのに、と思っていたけどそこは「自分自身のアイデアを発表してください」の指示に縛られてしまったのではと思う。真面目だね、みんな。

私はこの時点でまだピッチするかの決心がついていない。

お酒が進みしばらくするとアイスブレイクが始まった。受付時に配られた番号でチームが編成され「half baked」を数分で練習することとなった。お酒も入ってたしそこまで真剣でなかったので各チームの発表はほぼウケ狙いのものが多かった。2目目からの怒涛の作業を知らずに一番のんきに楽しめてた時間であった。

だが進行の方から、「この中でピッチをしたチームはほぼいない」とのこと。ピッチとは誰かにお願いしたいことやこんな人を募集しているとか何か「呼びかけ」が必要とのこと。なるほど、メモメモ。

そしていよいよ1分ピッチの時間。

「発表したい人!」という呼びかけに半数以上の手が挙がった。皆さん色んな問題を取り上げ、ロボットによるソリューションを提案していった。

印象としては、自分では考えられない壮大なスケールのインフラ事業を考えくる人を期待していたのだが、そんなアイデアはゼロだったこと。個人的な身近な課題を取り上げる人が多かった。今回のスポンサーが提供してくださったロボットが事前にサイトで紹介されていたのだが、小さなコミュニケーションロボットが多かったことにも起因しているのではと思った。

一通りピッチが終わったところで、数分のアピールタイムが開始。もう少し話ききたいと思ったアイデアを聞きに行く時間が設けられた。この時間帯でなんとなくチーム編成が見えてくる様子もあった。

その後、自分の支持するアイデアに投票することになり、一人3票与えられたので、私は1票ずつ別のアイデアに投票した。

そして投票数が多いアイデアが当選となり、当選したアイデア数だけチームが作られることになる。

ところで私はというと結局手を挙げず。。。何人かにアイデアはあると言っていたので「発表しないんですか?」とつっ込まれたが「えへっ♪」と返すのみ。最後の最後で自分に負けた!

「会議お助けロボット」の類似アイデアが別の人から出たが、残念ながら落選していた。画期的でも、今までにない発想でもないし、人を惹きつけるプレゼンスキルも重要要素だったと思う。自分にその能力はないので、やっぱり発表しなくて正解だったかも。

最終的にできたのは12チーム。私が参加させてもらったのは、寂しい夜に抱いてくれる「抱かれ枕」チーム。選んだ理由は、おひとりさま向けのアイデアは立場上、必要不可欠であったしモチベーション維持になること。また今回ハスラーとして参加したが、あわよくばハッカーで入り込めそうな可能性があったからだ。抱かれ枕は腕二本で人を抱きかかえるという、最初から明確な仕様があったので、方向性が二転三転することもなさそうだし、モータ制御だけならなんとかできるかもと思った。ラズパイとPython勉強したしね。

この「抱かれ枕」のアイデアを出したのは、なんともリア充そうなカワイイ若い女性。1分ピッチの時からとても人を惹きつけるプレゼンだったし、彼女が「寂しい」というと周りのウケはかなり良かった。

おひとりさま向けのアイデアは最初リスキーだと思っていたので、結構受け入れられる世の中になったのか、と最初は錯覚したが、スクールカーストのトップが良いと言ったものにはフォロワーが群がる構造ではないかと思い直した。

案の定、このチームに参加した他のメンバーは比較的若くてノリノリな雰囲気を醸し出しており、チームメンバーは全員「寂しい人集団」のレッテルが貼られたにもかかわらず、1日目ですでに認知度は抜群で、最終的には様々な人が期待を寄せる人気チームとなっていた。アイデアを出した彼女の好感度がそうさせていたのではと思う。

きっとアラフォーの私が同じアイデアを出していたらドン引きだったに違いない。あぶない、あぶない。

ということで、1日目は何とかチームに入れてもらえることができてホッと一安心。

どうか最後まで私の社交性エンジンが燃料切れにならないことを祈る。



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