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「Freedom Train」の歌詞の世界
自由を歌う
アルバム「MAGIC」の最終曲として作られた「Freedom Train」。
大好きなんでこの歌詞の世界もたっぷり堪能してみたいと思います。
この曲のイメージはジレを着た稲葉さんと、メガホン(?)です。
ライブ、カッコよかったなあ・・・・。
We're on the freedom train
まずは、この歌詞から始まるこの曲。
まさにこの一節が最強で最高のフレーズとなっている曲ですよね。
これまでも稲葉さんは「自由」について色々な歌で歌ってくれてますけど、その中にある信念?コア?のようなものは全くブレてない強さを感じます。
それって何なのかというと、「自由である=義務を果たせ」ってことなんですよね。
自由と義務って対義語のように思うんだけど、「自由にやるためにはきちんとこなそうよ。」というのが稲葉さんのスタンスかな、といつも思います。
これは別に稲葉さんからだけじゃなく、松本さんからも感じる信念のようなもので、「好きなことさせてもらうためにはそこまでの下準備が必要」っていうのがとってもカッコイイと思います。
そんなカッコよさを感じるためだけの曲です。
はい。
誤解してるからうろたえる
ではどんな部分でそれを感じるか。
もう歌詞のそこかしこに盛り込まれてるんですよね。
のっけから、「全て思い通りになるのが自由 そんな誤解してるから簡単にうろたえる」なんですよ。
「自由だー!!」って叫べば叫ぶほど、周りから文句言われない義務があるわけで。
しかも、その義務を果たした先にある本当の自由こそ、真の自由って事なんだよね、と心にしみます。
自由と責務
更に稲葉さんは2番で「考え込んだって構わない 君の自由」と「行き先を選ぶこと それは君の責務」を並べてるんですよね。
またきたよ!この比較。
しかも、稲葉さんが歌うから深い。
自由を求めて走り出した列車っていうのは、色んな感情が詰まってるものなんだよなあというのを思って1人家で大熱唱してます(^^;
それってやっぱり「歌手」っていう道を選んだ1人の男性が抱くにはあまりにも深くて。
何も決断しないでこれまで生きてきた私からするとただただ「すごいなあ」と憧れるばかりの歌詞ですよ。
稲葉さんはいつも歌詞というか、言葉に真っすぐ向き合って。
そしてB’zという1つの結果を残していて、アルバム「MAGIC」って言ったらもう、十分なほど結果を残しているのに、それでもまだこんな自由に対する熱い歌詞をかけるんだなあ・・・・。
好きだなあ・・・・としみじみ思います。
Trainじゃなきゃダメなんだ
なんで「Freedom Train」なのかな、というのが、第一印象でした。
自由行きの列車って事なのかな?とか思ったけど、でも、メロディの部分をみると、やっぱりこれはTrainじゃなきゃだめだったんだ・・・と納得したんですよ。
これまで稲葉さんが歌ってきた歌詞の中で「行き先を決めるのは 君の責務」ってところと呼応してるんですよね。
しかもその乗りこんでしまったからには急にとまれないし、引き返せれないものなんですよ。
だからそこはトラックでも船でもダメなんですよね。
簡単にバック走行できないTrainじゃなきゃだめだったんですよ。
稲葉さんがこれまでどんな経験をして、どんな気持ちを持ちながら歩まれてきたのか。
そんなの想像するしかないんだけど、この歌詞にはただひたすらに自分の夢に向かって真っすぐに進んでいく姿が描かれているなあと思います。
しかも「恨んじゃいけない 妬んじゃいけない 潔く走れ」なんですよね。
これって本当に難しいことですよ。
想像するだけでも難しいのに、それを体現しちゃってんだから。
そして「自分の中にある 選んだレールの上にしかないもの それこそが自由」と締めるあたり・・・。
毎回そうですけど、感服します。
「ないものねだりしてるんじゃありませんよ」って優しく諭されたような、そんな気分になる名曲です。