試合予想004-0031(特集)
LaLiga(14節)
《アトレティッククラブvsレアルソシエダ》
🟥⬜️🟥2-1🟦⬜️🟦
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【予想布陣】
(アトレティッククルブ)
▶︎フットボール関連のサイト毎に4-2-3-1か4-3-3か意見が分かれる所ではあるが、結局中盤は正三角形になるので、私はいつもの4-2-3-1を予想。ワイドのウィリアムズ兄弟の立ち位置的に、インテリウォールの2枚はややピボーテ気味な動きをして、ウィリアムズ兄弟を押し上げる。9試合で3アシストのデマルコスはあがらせたいので、イニャキは中央のグルセタとツインタワー気味になる可変も特徴で、この試合も見られるだろう。アイトールパレデスがジェライアルバレスであるというメディアも存在するが、ただ単にアイトールに期待しているという個人的な理由だけの予想。左のラテラルはボイロでも良いが、ユーリの経験を活かしたい所だ。
(レアルソシエダ)
▶︎スビメンディが完全にピボーテとして君臨しているので、こちらは4-3-3が色濃く出る。左のエクストレモはセルジオゴメスを予想しているが、コパデルレイで圧巻の活躍をしたバレネチェアをそのまま置くという粋な計らいがあっても面白い。右は勿論久保建英。結局FW陣営で最多タイの13試合出場と3ゴールを達成しているのは流石。個人的に今年の補強の中でも面白味があったスチッチと、攻撃のセンスがあるブライスの融合を期待したい。4バックに関しては、正直この選択肢以外無いだろう。負傷者もいるため、安定度を追求するならこの形の他あり得ないと予想。
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【ダービーの背景】
2021年以降8試合全てホームが負けておらずここ直近4試合は勝利しているのが特徴として出ている。要するに、ホームがアドバンテージを出す事以外は余り差がないのがここ直近の両者の関係性であるのだろう。
アトレティックにはニコウィリアムズがいるし、レアルソシエダには久保建英がいる。近年のラリーガはドリブラーが倍増しており、直近は久保建英の調子の方が上である。
あの久保建英の屈辱的なパフォーマンスを覚えているサンマメスの住人たちは何としてでも久保建英に仕事をさせたくないはずだ。フレンドリーなダービーも、今日ばかりは報復に燃えているだろう。
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【勝敗予想】
今回のダービーの予想陣容をみて、どこのメディアの予想図を見ても明らかなことが2つある。1つ目はレアルソシエダに無いデランテーロの存在がアトレティックにはある事。『グルセタ』がいない。これだけで、豪華な選手を揃える両者の目的地が変わる。3ゴール2アシストと、トップ戦線と比べればまだまだ伸び代のある今期だが、レアルソシエダはその存在がいないため変えようが無い。オスカルソン不在が響く、カードを切れないというジレンマが、慎重派のアトレティック相手だと、ボディーブローの様に効いてくる要因となると予想。
2つ目は得点力のあるトップ下の存在。オヤルサバルの衛星がいないのが最大の欠点であると書いているメディアは少ないが、素人の私個人はそう思ってしまう。オヤルサバルが開けた最前線にブライスが鋭く入れるかどうかだが、現状その様な動きは稀だ。アトレティックは可変4-2-4を施行し、グルセタに対してイニャキがツインタワーとなり、その間に今期ラレアルの誰よりも点をとっている4ゴールのサンセットを置ける。トップ問題より個人的にはこの機動力の違いが試合の差を分けると予想している。
正直アトレティックがオッズサイトや投票による結果でも優位であることは間違いがない。フットボールサイト王手の『fut mob』でも11,000票の内50%はアトレティックの勝利を予想。21%は引き分けと、ラレアルの勝利予想は3割になっている。ホーム優位のジンクス+欠落している2つのポジション問題により、私もアトレティック勝利を予想している。
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【まとめ】
📝バスクダービーはラリーガファンにおいては特別なダービーの一つ。所謂フレンドリーなダービーという名称が付く程だが、其々別の道を辿っている。かたやバスクの血を大切にして、縛りとも言える難しい鉄則を設けながらも二部に落ちた事がない異質なクラブ。かたや現代のフットボールシーンに目を向けつつも、ワンクラブマンに支えられながら佳境を乗り越えようとするクラブ。ロマンと味を出し合う最高の試合になることは間違いがない。
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