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活動まとめ 4月26日-5月2日

岩手県一関市地域おこし協力隊の丸谷留奈です。
令和5年7月に夫婦で広島から移住し、自伐型林業×復業というテーマで活動しています。
このnoteでは、毎週金曜日に1週間分(土〜木)の活動を更新しています。

林業に興味のある方、これから林業を始めてみようかなと思われている方、地域おこし協力隊とはどのように活動しているのか知りたいという方などに読んでいただけると、少しは参考になるかも知れません。

この場を借りて、自分自身の振り返りもさせていただいています。
林業初心者の私が3年間でどのように成長し自立できるのか、見守っていただけると幸いです。

それでは今週の活動のまとめをどうぞ ↓


研修林の集材

4月27日
協力隊3名と研修生1名で研修林の集材をしました。
前回、林内作業車のワイヤーがうまく巻かなくなっていたのですが、前年度の研修の講師原田さんに相談して、部品の歪みを直しました。

金槌で叩いて歪みを直しました

金槌で叩いた後仮止めしてみる、という事を繰り返して、うまく歪みが直り乱巻き防止の部品がワイヤーに接触するようになりました。部品がワイヤーを抑えられるようになったので、乱巻きが防止できそうです。
一つ一つ自分達で修理する事で少しずつ機械の構造が分かります。

構造を観察しながらの試行錯誤

これまで何回かに渡って伐倒して山に寝かせていた木を斜面から広場へ降ろして、用途別に玉切りをしました。
今回から、その木をトラックで集材して持って行っていただくため、一箇所に集めます。集める場所(土場)は山から出たアパートの駐車場横の敷地に、大家さんから許可を得て使わせていただける事になりました。許可は市の担当の方が取ってくださいました。ありがたいです。
一般の方や車も出入りする場所なので、事故の無いようにロープを張って立ち入り禁止としました。3名が山で集材している間に、山で余った木材を使ってロープを支える物を作りました。

これを4セット作ってロープを張りました。

その後は現場に戻り玉切りと林内作業車の操作をお手伝い。


気温も高く、なかなかハードな1日でした。

京津畑集落の山の伐採届準備

集材の作業を終え、京津畑集落の山の伐採届を作成するため、持ち主の方と面談させていただきました。伐採届の流れをご説明し、届け出に必要な書類をお持ちだったため写真を撮らせていただきました。
この方は、元々は京津畑に住まれていらっしゃり、今でも来られる時があるそうです。その時に、間伐と作業道を整備した山を是非見ていただきたいなと思います。
喜ばれる姿を想像して、モチベーションも上がります。散歩もできるような心地の良い道を作るのが目標です。

京津畑集落のごみ拾い

4月28日
京津畑自治会の今年度初めの行事「クリーン作戦」が開催されました。
集落に住まれる方の他に、GWで帰省されたご家族や、集落にある会社の施設長と新入社員の方も参加され、班ごとに分かれて国道沿いのゴミ拾いをしました。

国道10号線沿いを歩いてゴミ拾い。良い天気!


私たちが担当する区間は開けた場所で殆どゴミはなく、早く終わったので山がっこへ戻って花壇の草取りをしました。
そうするうちに各班のゴミが集まってきたので見に行ってみると・・・お皿や買い物カゴ、農機具のクローラーなど、「つい」ポイ捨てした物ではなくわざわざ捨てたゴミも散見しました。

山道で人目の無い場所にはゴミがたくさんあるのだそう。悲しい人の心理です。
ゴミ拾いが終わった後はやまあい工房さんのお弁当をいただきながらしばしお花見をしました。とは言え、校庭の桜は葉と花が半々。例年だとちょうど見頃を迎えているそうですが、今年は早く暖かくなり花の咲き方も変わっているそう。
また猛暑なのか・・・心配です。

夕方から、お隣の陸前高田市で開催される「三陸花火大会」へ行ってみました。

移住された方が企画・運営されているそうで、2020年から年に2回開催されていて、たくさんの方が訪れるそうです。
広島では主に夏祭りのシーズンに開催されていたので、この時期に見られるのは新鮮でした。既に定着したイベントのようで、市内は活気づいていました。
それでも、渋滞で身動き取れなくなるわけでなく、遠くのお店の駐車場に停めて眺めたりと、ゆったり楽しむ事ができました。
しばしの休息でした。。。

集落の林の除伐

4月29日
京津畑集落の林の除伐をしました。
細い木や枯れている木を選んで、協力隊3名で順番に伐倒していきました。
木の重心とは別の方向へ、クサビを使って倒すのに挑戦しましたが、うまく倒れず他の隊員の力を借りる事もありました。

倒した後は必ず検証。「ツル」を多く残し過ぎたのか、受け口の角度が悪かったのか…?
解決はしないのですが


午後からは、藤沢町のお友達が来てくださいました。
空き家改修の時から、ドローンやカメラを使った動画を作成してくださっています。いつもと違う視点がとても新鮮です。
この日もたくさん撮影して、動画を試作して送ってくださいました。

技術的にまだまだなのですが、カッコよく編集してくださいました。
林業の先輩方には「こんな切り方して!」と怒られそうですが・・・
見ている自分も恥ずかしいですが・・・

もしかするとシリーズ化していただけるかも知れません。
日々精進します。
Sさん、いつもありがとうございます!

撮影されながらの伐倒は、いつもとまた違った緊張感がありました



集落の林の除伐

4月30日
前日に続いて京津畑集落の林の除伐をしました。
この日も良い天気で気温も高く、少し作業をすると汗ばむくらいでした。
1人2〜3本倒した後、枝を払って玉切りして、木を運んだり枝を片付けたりして整備しました。
2日連続での作業で疲労が溜まり、体調も良くなかったので、体力的に限界近かったですが、何とかやり切ったという感じです。

反対側に大きく重心が傾いていた木。深めに受け口を作ってクサビを打ちながら引っ張ってもらうも倒れず、男性の力を借りて倒してもらいました

上達するとクサビを使って倒したい方向へ倒す事ができるようになるそうです。
何度も切って観察と検証の繰り返しをしていきます!

挨拶回りと伐採届の提出

午後から、協力隊3名で2箇所の挨拶回りをしました。
まずは、釣山公園近くの研修林から京津畑へバックホーを運搬してくださった佐藤建設さんへ。車で10分ほどの同じ興田地区の会社です。
会社近くにいらっしゃった社長様がわざわざ出向いてくださり、少しお話させていただきました。現在研修林で使用している林内作業車も、作業が終わればまた京津畑へ運搬していただく事になっています。引き続きお世話になります。

次は、興田市民センターへ。
3月でセンター長と事務1名の方が退職され、今年度から新しい方が入職されたと伺い、アポ無しで訪問してみました。
タイミング良くお二人ともいらっしゃり、面談の時間を取ってくださいました。
センター長は秋田から移住されたそうで、私たちと同年代の若い方でした。
もう一方は、京津畑と同じ大東町中川ご出身でこの度Uターンされたそうで、同じく同年代の方でした。
今度、私たちの活動を取材してくださる事になっていて、そのお話もさせていただきました。地域おこし協力隊の任期終了後の事業展開のためにも、繋がりができるような記事にしてくださるとの事で、とてもありがたいです。

挨拶回りの後は、大東支所へ伐採届を提出に行きました。
いつもの担当の方が丁寧に対応してくださいました。
これで、京津畑集落の作業道を作る際に木を伐採できるようになります。

畑の準備

5月1日
広島時代から夫婦で続けている月初めの「おついたち参り」。
先々月は体調不良、先月は忙しくてかないませんでしたが、今月は隣の地区にある八幡神社へ参りました。
普段通る道からは見えないのですが、入ってみると中尊寺にも劣らない立派な杉が立ち並ぶ古社でした。真っ直ぐ伸びた杉は、昔から手入れが行き届いている事を感じさせます。

立派な杉の木立で清々しい空間が、今も受け継がれているようです

借家に戻ってからは、畑の準備をしました。
まだ、事業化するかは未定ですが、今年は試しに色々な品種を育ててみようと思っています。
お隣の方に機械で耕していただいた後、やっと畝も作りましたが、期間が空いたため「ギシギシ」というとても強い草がまた生えてきたため、取り除いていきました。

腰痛と戦いながらの草取り。眉間に皺

何とか楽に草取りしたい・・・と調べて購入した道具。
根元に付いたテコの原理で、かなり取りやすい。
道具は大切ですね。

缶切りサイズの道具ですが、作業効率が格段に上がりました!
夫婦で作業して、猫車一杯になりました。
凄い生命力!
綺麗な虫!
腰を落として作業するからこその醍醐味

近いうちにジャガイモの植え付けを予定しています。

研修林の集材

5月2日
協力隊3名で研修林の集材をしました。
まずは、斜面に寝かせたままになっていた木を採寸して玉切りしました。
しかし、良い木材にはなりそうになかったので、山の景観に合うように綺麗に積んで、置いておく事にしました。

次に、作業道の研修で伐採した大きめの木を積んでいたのを、採寸して玉切りしました。
他の木を傷付けないように、積んである木を1本ずつ動かしながら玉切り。
「手トビ」という木に刺して使う道具で動かしましたが、とにかく重たいのです。
なるべく一人で・・・と精一杯頑張ってヘトヘトになりました。

1本1本がとても重たい。中腰の作業も疲れに輪をかけます


女性でも力仕事はできますが、男性には体の構造的に敵いません。
分かってはいるのですが、なるべくついて行こうと必死になってしまい、最近は後で調子が悪くなってしまう事も・・・。
加減を考える事が課題です。

機械を使えば楽々。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
夫もまた、地域おこし協力隊として一緒に活動しています。夫 丸谷誠司のnoteはこちら↓
https://note.com/kyotuhata_m

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