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活動まとめ 5月17日-5月23日

岩手県一関市地域おこし協力隊の丸谷留奈です。
令和5年7月に夫婦で広島から移住し、自伐型林業×復業というテーマで活動しています。
このnoteでは、毎週金曜日に1週間分(土〜木)の活動を更新しています。

林業に興味のある方、これから林業を始めてみようかなと思われている方、地域おこし協力隊とはどのように活動しているのか知りたいという方などに読んでいただけると、少しは参考になるかも知れません。

この場を借りて、自分自身の振り返りもさせていただいています。
林業初心者の私が3年間でどのように成長し自立できるのか、見守っていただけると幸いです。

それでは今週の活動のまとめをどうぞ ↓


一関市地域おこし協力隊交流会

5月17日
今年度最初の、一関市地域おこし協力隊の交流会が行われました。
前々回、前回と参加できなかったのですが、その間に新しく着任された方が多数いらっしゃり、やっとお会いする事ができました。

初めは恒例の自己紹介から。

・出身地・直近はどこへ住んでいたか
・どんな活動をしているか
・宣伝
・助けて欲しい事

というテーマでそれぞれ3分程度自己紹介しました。

毎度ながら人前に立つ緊張もありうまく喋れませんでしたが、伝えたい事は伝えられたのではないかと思います。多分ですが。

次は4班に分かれてのグループワーク。

① 協力隊になって困った事(解決済)
② 今困っている事
③ あって欲しい仕組みやサポート

について付箋に書き、グループ内で1人ずつ共有しました。
ちなみに私が書いたのは・・・

●今困っている事(まだ解決していない)
移動時間が長いが、有効な活用方法が見付かっていない
・集団での会話になると、早口・知らない方言が聞き取れず会話に入れない
●あって欲しい仕組みやサポート
空き家を見付ける際の評価シート(水道などの設備、修理必要箇所の程度など)
個人事業主のための研修

でした。

その後、代表者が全員の前で付箋を貼りながら発表しました。

困っていた事を多人数で共有すると妙案が生まれたり意外な意見が出て目からウロコが落ちる事も。共通する困り事は、解決に至らなくても共感し合える事でモヤモヤが解消されました。

3つの項目を、付箋を貼りながら発表

一番共感したのは、協力隊同士で情報交換ができるプラットフォームのようなものを作って欲しい、という事でした。
時々顔を合わせる機会はあっても、普段それぞれが何をしているのかを知る手段が限られています。LINEやnoteのグループやページも作っていただいていて活用もしているのですが、例えば「今月のイベント」のような感じでまとめたり、もっと自由に情報交換する手段もあれば良いな、と思います。

同じ地域おこし協力隊という立場ですが、技術や特技・思いは十人十色で、時には顔を合わせて共有するのもとても大切だと感じた交流会でした。

練習の積み重ね

5月18日
この日は大好きな寺尾聰さんの誕生日という事で、脳内ミュージックは寺尾さん一色の中、バックホーと刈払機の練習をしました。
前回、久し振りにバックホーを操作した時にうまくできなくなっていた操作。
深く掘るのではなく、表面の土や落ち葉・木の枝などを掬うのが苦手になっていました。

紐、石、木の根を置いて、できるだけ土を掘らずに掬う練習。

紐は割と掬いやすい。

木の根や石はなかなかでした。
作業道作りにはこういった繊細な操作も必要です。私たちが作業道作りを教わっている徳島の橋本光治さんは、蟹も傷付けずに掬って逃してやります。
そんな日を夢見て、練習あるのみ!

刈払機も、昨夏は集落の草刈りでかなり鍛えられたものの、秋冬の間操作から離れています。
借家の敷地と山際の草を刈ってみましたが、刈った草が綺麗にまとまらず、散らばってしまいました。

Before:丈のある草がわさわさ

After:すっきりしましたが、草が散らばっています。
6月からは集落草刈りの本番が始まるので、それまでにはマスターしたいところです。

集落の駐車場の屋根補修

5月19日
京津畑集落に住まれる家の駐車場の屋根が、ところどころトタン屋根に隙間ができ雨漏りしているというので、補修をお手伝いしながら教えていただきました。
初めての作業で不安でしたが、段取り良く指示いただきながら着々と進み、作業を終える事ができました。

色が鮮やかなのが新しい屋根
下側を1人が押さえて置いて、1人がまず1箇所釘を打ち位置を固定します
高い場所へ登るのも慣れてきました

いずれ、空き家改修にも役に立ちそうなノウハウでした。
声をかけていただきありがとうございました。

森の散策路作り

5月20日
に下見をした、藤沢町のお寺の森の散策路作りを始めました。この日は生憎の天気でしたが、瑞々しい緑に癒されました。

あまり整え過ぎないように、でも危険は取り除いて。
考えを巡らせながらの整備は新しい視点を与えてくれました。

市議会議員さん・市民センターの取材

5月21日
一関市議会の「議会だより いちのせき」で私たち自伐型林業の地域おこし協力隊を特集していただけるという事で、前回担当の議員さんと面談させていただきましたが、この日は京津畑の現場に取材に来られました。


また、インタビュー形式でそれぞれ質問に答えさせていただきました。
担当議員の皆さんは自伐型林業にとても理解のある方なので、これを機会にもっと市民の皆さんにも魅力が伝われば幸甚です。

この取材の後は、興田市民センターの広報の取材もありました。


私たちが協力隊卒業後に事業を展開しやすいようにと、一つ一つ内容を吟味しながら丁寧に取材してくださいました。

それぞれの取材に自分の言葉で答える事で、活動を振り返る良いきっかけとなりました。応援もしていただき心強いです。ありがとうございました。

集材の実験

5月22日
午前中は事務に専念し、午後から主人が考案した集材の実験を手伝いました。
軽トラに滑車を取り付けて、ロープで引っ張る仕組み。まずは軽い木で試してみました。

滑車を噛ませると、直接引っ張るより2倍の力になります。
軽いだけあって、楽に荷台へ積む事ができました。

次は本番さながらの重たい木。

本気で引っ張っていないように見えますが、精一杯力を込めています。
しかし、ビクともしません。
この後2人で引っ張ってみましたがやはり動きませんでした。
ロープのしなりもあり、引っ張る力が弱まっているのではないか…と仮説を立て、スリングロープにかけ替えてみました。柔道の帯のようなしっかりとした質感です。
軽トラを木のすぐ側まで動かし、主人が荷台の上から引っ張り、私が下からトビで木を押し上げると無事荷台に上げる事ができました。

左に立てかけているのがトビ

借家にあったテーブルが、スロープ代わりの良い仕事をしてくれました。
軽トラでの集材の場面は滅多にないですが、必要な時に実際に試してみます。
ナイス・トライ!

苗箱回収のお手伝い

5月23日
集落の方の、苗箱の回収のお仕事をお手伝いしました。
先週まで、田植えの時期に合わせて稲の苗が入った箱を配達されていたのですが、田植えが終わり空になった箱を回収するという内容でした。
まずはJAいわて平泉大東育苗センターへ寄り、回収するお宅の住所リストを受け取りました。

大東育苗センター。
大きなビニールハウスの中で、稲の苗が管理されていました。
建屋の中。苗箱へ自動でお米を植え付ける装置がありました

リストを2つのチームで分けて、どのように回るかを作戦会議した後に出発。
リストの住所と地図を照らし合わせながら目的地へ向かいました。
箱は田んぼの脇やお宅の前に置いてあり、基本は持ち主さんとお会いする事はありません。

箱の数を数えて、リストと合っているか確かめてからトラックへ積みます。
トラックがいっぱいになると育苗センターへ箱を下ろしに行きました。

私は年下の女性の運転で回りましたが、2tトラックを運転しながら手際良く作業する彼女はとても頼もしく、刺激を受けました。
このところ男性の中で作業する機会が多く、もちろん力やスピードは敵わない訳ですが、どこまでできれば良いのか判断がつかず悶々としていたのですが、女性が力仕事を頑張る姿に触れる事で勇気ももらいました。

〜おまけ〜
以前お友達が作ってくださった伐倒の様子の動画ですが、更に編集が加わりオチまで付けてくださいました。
よろしければご覧ください。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
夫もまた、地域おこし協力隊として一緒に活動しています。夫 丸谷誠司のnoteはこちら↓
https://note.com/kyotuhata_m

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