活動まとめ 1月5日-1月11日
お正月気分も終わり、いよいよ令和6年の活動が本格的に始動しました。
月初のミーティング
1月5日
午後から一関市役所本庁で毎月の月初ミーティングがありました。前日に引き続き、午前中は提出書類の準備をしました。
加藤隊員、私達とも空き家改修にひと段落つき、その他の活動に注力できるようになったという事で、保留中だった各関係団体やお店への訪問の日程調整を行いました。1月〜3月は市主催の自伐型林業の研修も多くあり、忙しくなりそうです。
バックホー練習
1月6日
この日はバックホーの初稽古(練習)でした。
まずは約30分間は土などは触らず、とにかく滑らかな動きができるようにひたすら同じ動きを繰り返しました。
ピアノで言う、ハノンのようなものです。10本の指が自在に動かせるように、同じ動きを反復する…地味で退屈な練習ではありますが、ピアノの時と違って明確な目標があるので頑張れそうです(笑)
そして、前回と同じくスライスした丸太を掬って積む練習。前回よりスムーズにできました。
最後は長い丸太を持ち上げる練習。12月の南三陸町の研修では箸にも棒にも掛からなかった動きですが、何とこれもわりとスムーズにできました!練習の成果が少しは出ているようです。
玉切りのお手伝い
1月8日
加藤隊員が集落の方と一緒に伐倒した木があるので玉切りの練習をしては、とお誘いをいただきました。
種類は分からないのですが、広葉樹で太さもあり、針葉樹に比べて硬いので、良い練習になります。
研修では1本の倒れた木を玉切りした事はありましたが、先生にアドバイスをいただきながらでした。今回は自分で考えながら、途中で何度も手を止めて木の向きや重心などを観察しながら進めていきました。
何回かは割と順調に切れたのですが、ある時から全く刃が入らなくなってしまいました。始めは「硬い部分なのかな」と思いましたが、試しにそれより前に玉切った木に刃を入れてみると、やはり全く切れません。どうやら、断ち切る時に土や石を切って刃が傷んでしまったようです。切れない刃はチェーンソーに負担がかかり燃料も多く使ってしまうので、玉切りは中断して目立て(刃を研ぐ作業)をしました。目立てはとても難しい作業で技と経験が必要だそうですが、まだまだ私にはコツが分かりません。その後試しに切ってみましたが少し改善したくらいでした。この日は時間切れとなってしまいました。
ヤドジの資材運び
私たちの住む京津畑集落は、緯度も高く両側が山に囲まれ狭くなった土地で、雪が多く降るそうです。年末から住み始めた空き家の北側は広い畑で風を遮る物が無く、強い北風に運ばれた雪が家屋と家屋の間に溜まってしまうので、それを避けるためにこの辺りの言葉で「ヤドジ」(ヤドズ?聞き取れないのです)という雪除けの柵を設置する必要があるそうです。
幸い、まだ本格的な積雪はありません。
今のうちに、と思い素人ながら少し聞いた情報で作っていたところ、隣人のMさんが良い材料があるから使って良いゾ、と声をかけてくださり、置き場まで取りに行きました。
元々は刈った稲を稲架掛け(はさがけ)していたのが、今は使われなくなった、との事。
栗の木、なのだそうです。
栗は丈夫で長持ちするので、縄文時代から建築に使われていたと本で読んだ事があります。
長ーーい木の棒は軽トラックに乗せられないので1本ずつえっちらおっちら手で運びました。傷めた右肘周りに堪える…無理はせず、ギリギリのところで止まりながらの作業としました。私がいない時に、「良く稼ぐナ!」とMさんが褒めてくださったそうです。
ありがたいです。
※良く稼ぐ、と言うのは、この辺りでは良く働くと言う意で使われているようです。
バックホー練習
1月9日
朝1番にバックホーの練習をしました。
まずはバックホーの「ソナチネ」練習から。
30分間同じ動きを滑らかにできるように繰り返した後、この日は地面を手前から向こうへバケットの爪で撫でる練習を40分間くらい行いました。
この動きは土の表面を平すのに必要ですが、とても難しい。繰り返しても殆ど上達はしませんでした。
そして、最後に余った時間で3日前にスムーズにできた丸太スライス重ねと、丸太持ち上げをしよう、と軽く考えました。
スライスの方はうまくいったのですが、丸太を持ち上げようと手前に寄せると、排土版というプレート部分と車体に木が挟まれ、にっちもさっちもいかない状態に。
10分くらい格闘しましたが、傷めた右手もありなかなか思うように動かず。あれこれ工夫して何とか木を下す事ができました。
次に練習に来られる方の時間を奪わないように一人で無理をしました。危険な行為だったかも知れないと反省しています。
林内作業車の組み立て
1月10日
数ヶ月前に購入した林内作業車の調子が悪いと言う事で、前日夕方に主人が分解して様子を確認していました。この日、加藤隊員とともに組み立て直しました。
ところが、ある部分のネジが劣化していて、回す途中に折れてしまいました。道具も無いですし素人ではどうしようもないので、翌日来られる修理の方にお願いする事にしました。
その後、今後のスケジュールなど協力隊3人で話し合いたい事があり、外ではあまりにも寒いので我が家でストーブに当たりながらミーティングをしました。
バックホーの取り扱い説明と、チェーンソーメンテナンス
1月11日
研修生のバックホーの練習初回には、協力隊が立ち会って取り扱いとルールのご説明をしています。
この日、朝一番に初回の練習をされる方がいらっしゃったので、練習現場に行ってきました。
とは言え、普段からバックホーを使われていて操作もとてもお上手な方。主にルールを説明させていただきました。
帰宅後、13日の自伐型林業研修の準備のため、数日前に切れなくなったチェーンソーの目立てをしました。1つ1つ研ぎ具合を確認しながら慎重に丁寧に。
そして試し切りしましたが、まだ切れないので、今度は蓋を開けてソーチェーンと刃を取り外し、掃除しました。
今度こそ、と木に刃を入れた次の習慣、小さな火花が見えたかと思うと、ソーチェーンが外れてしまいました。
まかり間違えば大怪我に繋がる事態です。真っ青になりました。原因を良く調べてみると、蓋を留める2つのネジが締め切れていませんでした。
ソーチェーンの張り具合を調整したまま忘れていたようです。
慣れた頃が1番危ない。
周囲に良く言われる言葉です。
もう一度肝に銘じたいと強く決意しました。
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