活動まとめ 5月3日-5月9日
岩手県一関市地域おこし協力隊の丸谷留奈です。
令和5年7月に夫婦で広島から移住し、自伐型林業×復業というテーマで活動しています。
このnoteでは、毎週金曜日に1週間分(土〜木)の活動を更新しています。
林業に興味のある方、これから林業を始めてみようかなと思われている方、地域おこし協力隊とはどのように活動しているのか知りたいという方などに読んでいただけると、少しは参考になるかも知れません。
この場を借りて、自分自身の振り返りもさせていただいています。
林業初心者の私が3年間でどのように成長し自立できるのか、見守っていただけると幸いです。
それでは今週の活動のまとめをどうぞ ↓
ジャガイモの植え付け
5月4日
なかなか進んでいなかった畑ですが、やっとマルチングも施し、ジャガイモの植え付けに漕ぎ着けました。
マルチングって、どうやって穴を開けるのだろう・・・
ネットで調べると、専用の道具があるようなのですが、この日中にやってしまいたかったので、ある物で即席に道具を手作りしました。
借家にあったプラスチックのコップを二重に重ねて、縁をハサミで切ってギザギザに。これがなかなか良い仕事をしてくれました。
カップを当てて、力を入れながら回すと、マルチングが良い大きさに切れました。
順調に進むか、と思われたのですが、1列終えるとギザギザの先が丸くなり切れが悪くなってしまいました。そこで、主人が借家の倉庫で見つけてきた道具を試してみると、綺麗ではないものの、穴を開ける事ができました。
一緒に土も掬ってくれるという優れものでした。
きっと、この作業のための道具なのでしょう。
お陰で、穴あけ→植え付け→土被せの一連の作業が同時にでき捗りました。
やはり、何事も道具が大切ですね。
ジャガイモは切断面に木の灰を塗って殺菌しました。
購入してきた大好きなキタカムイと、集落の方にいただいたメークインを植えました。
ジャガイモが2列。(手前の葉っぱは別の野菜の苗です)
元気に育ちますように。
ポテトチップスを作るのが目標です。
野菜の苗の植え付け
5月7日
ジャガイモに続いて、野菜の苗を植えました。
スナップエンドウ、ブロッコリー、キャベツ、唐辛子、九条ネギ・・・
どのように作用し合い育つのか、実験的に混植しました。
登米の道の駅へ寄った時に購入した里芋。石坂さんのお宅で60年以上作り続けてこられた里芋なのでそうです。
ここでも引き継げると嬉しいです。
竹を立てているのは豆類です。
主人が借家の裏のヤブ払いをした時のものを活用。
ちゃんと巡っています。
終了後の水やりは心を込めて。
やまあい工房さんのお手伝い
5月7日
午前中2時間半という短い時間でしたが、やまあい工房さんのお手伝いをさせていただきました。
何と、初めてお料理も作らせていただきました。
既製品ではなく、一から作るナポリタン。
レシピが全く分からないので、大先輩のKさんに逐一尋ねながら、味見していただきなが作りました。こんなに大量のパスタを作るのも初めて。失敗は許されそうにないのでとても緊張しました。調味料を混ぜるのも力が要ります…。毎回作られている皆さんは本当に凄いです。
月初のミーティング
5月7日
市役所で月初のミーティングを行いました。
研修林の集材の進捗や、5月に既に決まっている活動について、6月から始まる体験研修についてなど、やる事はたくさんあるのですが、時間配分が難しいと感じました。
研修林の集材は、他の活動と並行してなかなか時間が取れていない事や、不慣れなため作業効率も悪いためあまり進んでおらず、「何をゴールにするのか」があやふやになっていましたが、ひとまずは引き取りにきてくださるトラックが一杯になる事、7月の体験研修で林内作業車を使うので、それまでに作業を終える事、という2つの目標が明確になり、作業も逆算しやすくなりました。
菊池林政アドバイザーからは、今後の副業検討についてご提案をいただきました。日々の活動に追われなかなか検討できていなかったので、お尻を叩いていただき感謝です。
間伐についての資料もいただきました。
数字やグラフを用いた専門的な資料ですぐには理解できそうにはありませんが、きちんと念頭に置いて日々の作業に取り組む必要性を感じました。
山の散歩道の下見
5月8日
藤沢町の藤源寺さんで、子どもたちが散歩できる山道を作って欲しい、というご依頼があり、下見に伺いました。
藤沢まで来たので、大好きないとう屋さんに寄りました。奥様がいつもと変わらなず朗らかに迎えてくださり、「椅子はあそこに置いていますよ」と指差す方向を見ると…何とお店の一角に置いてくださっていました。
とても嬉しい。
撮影をお願いすると、奥様と店内にいらした広告会社の方が一緒にレイアウトしてくださいました。
素敵です!ありがとうございます!
時間がなかったので、バタバタと立ち去ってしまいすみませんでした。
藤源寺さんでは、ご住職の佐藤良規さんが迎えてくださいました。ちょうどお母様とご一緒に、翌日に植える種籾をシートに広げて乾かす準備をされていたので、少しお手伝い。
水に浸けて芽を出したものだそうです。
品種は宮沢賢治も普及を促していた陸羽132号。
佐藤さんは大切に受け継がれていたものを、自分たちの手で植え収穫する活動もされています。
その後、お寺の裏山へ足を踏み入れました。
昔使っていた山道を辿り、木や草を払いながら歩きました。
6月に、子どもたちが歩きながら整備できるように、程よく整えたいのだそうです。
次回、本格的に作業させていただく事になりました。
素敵なお役目をありがとうございます!
山に抱かれたお寺はとても気持ちの良い空間です。
「雲毛山」とは、やませが山から筋となって降りてくる様なのでは、とのお話。情景が浮かぶ名前ですね。
山道を抜けると開ける、アルプスのような風景。
きっと子どもたちも喜ぶでしょう。
帰りは車道を歩いて帰りました。
唐松を間伐した後、広葉樹が更新、淘汰された区間を見て、勉強になりました。
山菜採り
5月9日
京津畑集落の山菜採り名人のご夫婦に、山菜採りに連れて行っていただきました。
今の時期は蕨とゼンマイです。
お二人ともサッサっと山へ入り、追いつくのがやっと。
茂みを掻き分けながら、どんな地形や植生の場所に自生しているのかを教えていただき、とても勉強になりました。この観察眼は森作りにも共通しています。
この後畑仕事があったので、下ごしらえは翌日になってしまいました。
とにかく、一つ一つ時間のかかる作業です。
見越した時間配分をしておくべきでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
夫もまた、地域おこし協力隊として一緒に活動しています。夫 丸谷誠司のnoteはこちら↓
https://note.com/kyotuhata_m
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