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活動まとめ 1月24日-1月30日
岩手県一関市地域おこし協力隊の丸谷留奈です。
令和5年7月に夫婦で広島から移住し、自伐型林業×複業というテーマで活動しています。
このnoteでは、毎週金曜日に1週間分(土〜木)の活動を更新しています。
林業に興味のある方、これから林業を始めてみようかなと思われている方、地域おこし協力隊とはどのように活動しているのか知りたいという方などに読んでいただけると、少しは参考になるかも知れません。
この場を借りて、自分自身の振り返りもさせていただいています。
林業初心者の私が3年間でどのように成長し自立できるのか、見守っていただけると幸いです。
それでは今週の活動のまとめをどうぞ ↓
大手町の森 視察
1月24日
前日夜に東京入りし、翌日24日に大手町の森を視察しました。
ここは、都心のビルに囲まれた一角ですが、まるで山を一部切り取ったような小さな森林が再現されています。
「プレフォレスト」という手法で、千葉県君津市の山林で実物大の森を育て、3年間土壌や植物、適切な管理方法などを検証してから、そのまま移植されているのだそうです。
そんな事が可能なのか、と驚くとともに、実際に針葉樹と広葉樹が織り混ざった豊かな森が育っている事に感心しました。
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この僅かな時間
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お話を伺ってみたいところ
興味深い取り組み、今後も注目したいと思います。
自伐型林業マッチングフォーラム(東京)
1月25日
私たちが普段、林業を学ぶ際にもとてもお世話になっている、NPO法人自伐型林業推進協会(以下、自伐協)が主催される、「自伐型林業・移住マッチングフォーラム」に参加させていただきました。
こちらのイベントは、これから自伐型林業を実践しようとする希望者と、自伐型林業を展開する市町村の出会いの場を作る、という目的で、今年は3回目の開催になります。
私たち夫婦が自伐型林業を志そうと情報収集していた時、ちょうど自伐協のホームページで第1回目の動画を流されていて、一関市の発表を拝見した…という素晴らしい出会いをいただきました。今回はその出会いの場のお手伝いも少しだけさせていただけそうで、気合を入れて臨みました。
全体の構成は、
① 各市町村の担当者の方によるプレゼンテーション
② 各市町村が構えたブースでの、アピールや相談の受け付け
③ 参加する各市町村で既に活動している地域おこし協力隊によるトーク・セッション
というようになっていて、私たち協力隊第一期生は②のブースの飾り付けを、私は③のトーク・セッションで登壇させていただきました。
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壁面に敷き詰めていきました
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2年前、この熱意と派手な法被姿に私たちの心も掴まれた!
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私自身、人前でお話しするのが大変苦手で、ご依頼をいただいた時は正直悩みました。
しかし、私の飾らない(飾れない)リアルな話をお届けする事で、誰かに少しでも一関市へ興味を持っていただければという思いと、イベントでご縁をいただいた恩返しにと、頑張りました。
また、新たな出会いもあり、成長もあり、このような機会を与えていただいた自伐協の方、関係者の方に心より感謝致します。
興田地区自伐型林業講演会
1月26日
前日の東京でのフォーラムの興奮も冷めやらぬまま、翌日は興田地区の安全環境部会が企画してくださった講演会で登壇させていただきました。
私たちの住む京津畑集落は、大東町の中でも「興田(おきた)」という一つの地区に属しています。その地区で、里山整備や獣害対策について活動されているのが興田地区振興会・安全環境部会で、その中で自伐型林業の普及にもご協力いただいています。
今回は、どちらかと言えば専門的な事ではなく、一般地域の方に知っていただきたいという事で広報していただいたのですが、果たしてどのくらいの反響があるのか不安もありました。しかし、50名の定員をはるかに超える70名近い方にお越しくださり、臨時の席を設ける程でした。
これも、興田地区振興会や関係者の方々のご準備あっての賜物です。本当に有り難く思います。
講演会の構成は、
① 釜石市に移住され、自伐型林業を実践・普及・指導されている三木真冴さんによる基調講演
② 協力隊3人による、それぞれの活動報告
③ 一関市林政推進課(自伐型林業の協力隊担当課)による情報提供
となっていました。
三木さんには、去年の研修で指導もしていただいており、何度か座学も受けました。今回は、自伐型林業という聞き慣れない言葉をより分かりやすく噛み砕きながら、ご自身の活動をまとめられていて、敬服しました。
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協力隊3名は、それぞれ施業している、または施業していた現場について活動を報告しました。
私は、一昨年10月から去年12月の研修で施業した山の報告をさせていただきました。長い期間で紆余曲折あった場所でもあり、資料作りは大変でしたが、その一つ一つを振り返る事ができたとても貴重な時間でした。
実際の写真をたくさん交えたので、リアルな姿も感じていただけたのではないかと思います。ただ、内容が盛りだくさんで要点が掴めず、駆け足の報告になってしまったのは反省点です。
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京津畑集落からもたくさん来ていただき、本当に嬉しかった!上の写真も、集落の方が撮ってくださいました。
また良い報告ができるように、これからも精進しようと思いました。
蜜蝋バーム作り体験
1月28日
私たちの住む大東町のお隣、室根山町で養蜂を営まれる高橋友梨さんが開催される蜜蝋バーム作りに参加しました。
高橋さんは、自然に配慮され、化学物質を一切使わない養蜂に取り組まれていらっしゃいます。
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そんな、安心安全な蜂蜜が生まれる時にできる、副産物の蜜蝋。蜜蝋は色々な用途で使われているのを見かけますが、原型を扱ったのは初めて。
参加メンバーは協力隊やカフェの方などで、ワイワイと作りました。
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好きな精油など持ち寄って、香付けする人もいました。私もオーガニックなフラワーウォーターのスプレーを少しだけ。安心・安全なバームがこんなに簡単にできるなんて。
ひと手間かけて、愛着も沸きます。
バーム作りが終わった後は、お花別のハチミツを試食させていただきました。
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それぞれの個性がまた面白い。
ハチミツを集める蜂たちはとても大変な思いをしているのは分かりましたが、それを製品化するまでのご苦労も伺いました。特に、スズメバチ襲来のシーズンは、巣箱にずっと張り付いて退治されるそう。
そんな貴重なハチミツと蜜蝋。大切にしたいです。
いつか、見学にも伺いたいです。
木材の造材・土場積みのご指導
1月29日
伐倒した木は、商品で言う品質によってA〜Dにランク分けされます。それを市場に出す場合は、土場へ積んでおきトラックで持って行ってもらうのですが、土場での仕分け方やランクによる印の付け方、その他コツなどを、一関地方森林組合さんにお願いして指導していただきました。
以前、研修でお会いした時に、「分からない事があったら現地に見に行きますよ」というお言葉に甘えさせていただきました。
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切り口の切り揃え方、長さの測り方、印の付け方、実際にトラックがどのように積むのか、どのように置けば積みやすいのか、現在の需要などなど。とてもご丁寧に分かりやすく教えてくださいました。
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何とか木を伐倒した後、今度は造材について考えなければなりません。間違ってしまうと、良い素材なのに価値が下がってしまう事もあります。その見極めが素早く正確にできるように、まずは細かいルールを覚えたいと思います。
たくさん教えていただいたので、文字化していつでも振り返られるようにするつもりです。
今まで色々な場面で教わったにも関わらずなかなか覚えられなかった事を今回のご指導で集約できましたし、需要やコツなど新しい事も教えていただきました。
時折り吹雪く中、ありがとうございました!
摺沢ポールウォーキング倶楽部の講演会
1月30日
以前、興田市民センターの剪定教室でご一緒だった方から、ご自身も参加されているポールウォーキング倶楽部で活動を話して欲しい、というご依頼をいただいていました。落ち着いたら、と思っているうちに、何と1年以上経過してしまいましたが、今回やっと実現しました。
私たち第一期生がそれぞれお話する事になり、お互い伝えたい事を準備して臨みました。
参加者の方は約20名。年齢層が若干高めと伺っていたので、見えやすい文字や写真を使ったスライドを使って、ハッキリした声でお話する事を心掛けました。
いつも、誠司が初めにジョークを言って会場を和ませているのを見習って、まずは私が伐倒を失敗する動画からスタートしました。
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笑っていただいたり、声をかけていただいたりと、掴みは上々でした(笑)
くどいようですが、その動画はこちら↓
その後、私も緊張が少し解けて、皆さんに語りかけるようにお話する事ができ、皆さんも頷いてくださる場面も何度かあり、私としてはとても手応えのある発表になりました。
私たちの活動を1番伝えたいのは地域の皆さま。どのようにすれば伝わりやすいのか、考え学ばせていただきました。長らくお待たせしてしまったにも関わらず、歓迎してくださった皆さま、チラシ作りから段取りまで順番を進めてくださった方々、本当にありがとうございました。
1月後半から続いた発表ラッシュ。広島帰省中から常に頭の片隅にあり緊張、どうなる事かと思いましたが、終わってみれば、この集中期間に大きく成長させていただきました。思えば、チェーンソーもバックホー操作も、集中トライ→エラーの連続で上達しました。私には向いている流れなのかも知れません。
内容濃過ぎる1週間で、ここまで4,500文字。
読むのも嫌になりそうな中、最後まで読んでくださった貴方、ありがとうございました。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
夫もまた、地域おこし協力隊として一緒に活動しています。夫 丸谷誠司のnoteはこちら↓
https://note.com/kyotuhata_m
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