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京津畑日記 第6週 8月11日〜17日

先週はキボアシナガハチに刺され、今週はおそらく漆によるかぶれが手から胸や足まで広がっているカーユイ週です。「山の洗礼を受けてるね」と、にこやかな岩手弁で言われてしましました。地域おこし兼、水おこし隊の活動記録。
今週も最後までよろしくお願いいたします。

気になるものだけ読んでも大丈夫です!

8月10日(金曜日) 水が出ない

借りる予定の家に寄ってみる。水道を捻ると水が出ない。京津畑には水道管が通っていない地域。湧水を家に引いたり、補助金を得て井戸を掘る。そんな地域でした。


8月11日 引越し、落とし物探し、水

ここ京津畑(きょうつはた)には、交流館 山がっこという宿泊施設があります。夏になると大学生が研修のため合宿に来ています。その大学生たちがお帰りになり、別荘の宿主様がお盆で帰省されるとのことで、朝から別荘のお掃除と山がっこへ引越し。

先週の日記はこちら
https://note.com/kyotuhata_m/n/n7da8ffa6d692

8日に、サングラスを落としてしまった。GPSを辿り前回とは逆から林道を登り、難なく発見。この場所は音が反響しやすくエコーが効きました。ホウノキには熊の仕業もあり、熊よけの鈴やCM歌で賑やかしてきました。熊を人里に近づけない工夫の一つだと思います。声を出すと気持ちがいいし。


ホウノキ。上までは、登ってはいない様子。

午後から水が出ない問題。この時はそんなに深刻に考えていなかったのですが。。。

草を刈ってもらっていたのでバルブ探し作業は楽でした
草かげにバルブを発見

手は届くのですが、バルブが回らない。右手が漆かぶれで力が入らないということもあり、納屋から鉄のパイプや農具を持ってきては開けようと試みましたが、結局びくともいかず。断念。この時はバルブを開けたら水は出るだろう、くらいにしか思っていなかった。

水槽から家に水を引くためのポンプは、取り替えて新品なので故障ではなさそう。水槽に水が来てない。どうにもならないので、地域の方に相談です。

8月12日(土曜日) 河川の草刈り中止


地域の真ん中を流れる興田川。早朝から一斉草刈りの予定でしたが雨天のため、中止。

山がっこの掃除が済まれたので、大広間から部屋へ引越し。車を使わない短い引越しは1時間で完了。

台風6号の影響か、大大雨を車の中でやり過ごしました。藤沢の野焼き祭りも行きたかったのですが、諦めることにしました。

8月13日(日曜日) 屋根の改修と盆踊りの設置



午前中、屋根の改修作業
購入したプラ段ボールと新月伐採の時に剥ぎ取った杉の皮を利用。資材を有効活用していた昔の知恵を復活。台風7号の影響で雨かもしれないので、頑張りました。

皮は重しをして伸ばしておけばよかった
雲とクモが近くなる。てっぺんにも上がりました。

午後から盆踊りの設置作業。14日は3年ぶりの京津畑盆踊り

電球をはめていく
櫓の組み立て。まだ青空でした。


8月14日(月曜日) 中尊寺そして雨の盆踊り


お盆は帰省しないので、中尊寺で合掌。
道端には立派な杉、モミ、松、紅葉などが育てられています。木の胴回りに驚いたり、切り株を見てどの方向へ倒したのか、想像しながら通りました。

根が階段になっていても元気に育っていらっしゃる
木の根を生かした階段。土も根も痛めない。
根を生かすことでコンクリートよりも健全な育成が継続される

人工物で押さえ込むと必ず自然は反発します。共存していくには、有機物を多く使ってバランスをとることが大事だと、思うのです。

盆踊りの前準備

出番を待つ櫓
帰省してきたお孫さんが描いたポップ
上手にバランスとっていますね。うまい
炭にも火が入り準備ok
レトロな手回しかき氷
提灯に灯が入りました
これからという時に大粒の雨が。。

結局、体育館で盆踊り。屋台はテントの下に映り、ヨーヨーやラムネは体育館の入り口で。
集落の方に混じって見よう見まねで、盆踊り。大東町時代の大東町音頭は、千昌夫さんが歌っていらっしゃいました。

一関市は5町が合併して生まれ変わった都市です。大東町単独の時に作った大東町音頭。歌詞の中に、砂鉄川や蚕が出てくることが歴史を感じました。

お楽しみ抽選会では、妻が特別賞を引き当てました。ありがとうございます。

8月15日(火曜日) 片付け、水探し、終戦記念日

今日も朝から引越し。少しは慣れてきたか、な?距離は近いのですが、それなりに荷物はあるわけです。

荷物だけを宿に投げ込み、盆踊りのあと片付け。

後片付けを終わらせて、地域の皆さんが一緒に水場を探してくださいました。雨でぬかるむ山肌、田んぼの畦を我が事の様に探してくださいました。

東北の人は暖かいと聞いていましたが、なんだか凄い人達と一緒にいるのだな、と感じました。

早朝の朝靄
あったぞー!水を受けるマスの場所がわかり皆が集まってきます。
見つかった場所は木の根、土が覆い被さっていました。泥だらけになりながら交代で掘り起こしていきます。
立派なマスが現れました。しかし中に水は来ていません。
上流部の水取り沢


結果、「湧水を分けてもらってマスへホースで送り届ける」と言う算段になりました。皆さまの働きに感謝しかない。


写真展の告知

岩手県とのご縁を繋いでくださった友人の写真展に出かけました。開催場所がお寺でもあり、日時がバラツキありますがご注意の上、どうぞお出かけください。

石田治氏 いぬとねこの写真展

・8月15日~20日(火曜~日曜)

・8月26日~27日(土・日曜)

・9月02日~03日(土・日曜)

     各日 10:00~16:00

場所:一関市藤沢町保呂羽 雲毛山藤源寺

8月16日(火曜日) 穴掘り そして 病院

塩ビパイプで自作してあった農具。残念ながら壊れてしまいました。
パイプの周りに石で固定してあるもんだから堀辛い
掘って掘ってまだ半分

昼にかぶれのかゆみがピークになり、病院を探す。救急車を呼ぶほどではないが、相談したいときの電話サービス「#〇〇〇〇」は残念ながら一関市には存在せず。福祉関係者に頑張ってもらいたい。

一関保健所に問い合わせ数件の病院を教えてもらいました。皮膚科に電話するも、午後休診。専門ではないが近くの内科に問い合わせる。根本治療は無理だが、対処治療なら可能ということで午後1で受診する。

飲み薬と塗薬を処方され、帰宅する。

8月17日(木曜日) おとなしく事務作業

夜間はかゆみがあるものの随分と抑え込まれた感じ。今日は仮払い機の練習をすると言ったのだが、妻に制御されnoteを書いたり、8月前半の振り返り、読書をして過ごす。

今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。来週はいよいよ水が開通か?自伐型林業が進むのか?

どうぞお楽しみに!

妻も同じく一関市地域おこし協力隊員です。ご興味があればnoteもぜひご覧ください。小さな女が小さな林業をするまでの経過観察ができます。


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