京津畑日記 第51週 6月21日〜6月27日
改めまして2023年7月に岩手県一関市大東町に移住しました。一関地域おこし協力隊の丸谷誠司(マルターニ)です。
自伐型(小規模)林業を通して、里山と経済の循環を起こす山守です。森の散策や木材の面白い使い道を考えています。
それではどうぞ。
6月21日(金曜日) 令和6年度の研修材を搬出、研修場所の確認
今年度の研修林は、一関市川崎町。
市民の方方が体験研修で使う木材の搬出を行いました。
研修用に「研」の白チョーク。
川崎防災センターに運び、帰りの足で今年度の研修場所(山)を確認しました。
6月22日(土曜日) 体験研修サポート
体験研修の参加者は、11名。女性がいないので、妻は寂しいようですが次の協力隊候補は女性ですから心強い味方になることを祈ってます。
今期の先生は、兵庫県丹波篠山市から山口裕介先生。
チェーンソーの基本的なことですが、怪我が無いと無意識になってしまう装備や危険の認識。
・チャプスの裾は靴、ブーツと7cm以上傘なること。
・チェーンはチェーンオイルが無くなると、高速の鉄の棒になること。
・燃料は雨やゴミが入るとキャブレターが詰まる。
・デコンプとは、デ コンプレッサーとかシリンダ内の空気を抜く意味がある(加藤隊員に教えてもらった)
機種によってついているもの、ついていないものがある。
・チェーンソーで切り始める時にロックを解除する。歩きながら解除しない。
午前中は、アスファルトの平地で丸太をチェーンソーで切ります。
チェーンソーが水平に扱えているかをチェックするベンチ作り。
水平を強く意識して、なんとか傾かない綺麗な座面になりました。
午後から研修林へ。
伐木方法の説明、解説と実践。
根の張りを落とすために、側面も先に落とす。斧目という切り込みは、杉のような柔らかい木には必要ないけれど、檜、カラマツには必要である。
伐倒には必ずと言って良いほどある「かかり木」。
かかり木の処理は、ヨーロッパで必須科目だそうです。(他所の経験者談)
必要な知識を身につけ、安全に使えるようになりたいです。
・かかり木を放置して帰宅しない。必ず目印をつけておくこと。
6月23日(日曜日) 体験研修サポート
午前中、雨天でしたが現場で研修。
ロープの結び方もシャックルを使うモノになりました。
ロープをかける。
伐倒。
枝払い。
3グループに分かれて作業。
研修生の見事に整った切り口。
見習います。
午後は防災センターに戻り、安全講習の続き。
6月24日(月曜日) 小型移動式クレーン技能講習
バックホウについているクレーン機能を安全に使うため受講させてもらいました。玉掛けとセットになることが多い様です。
1日目はびっしり座学。力学の時間が免除されているからか、
玉掛け講習の時よりは、楽に感じます。
6月25日(火曜日) 小型移動式クレーン技能講習
2日目。玉掛けと重なる科目は免除。
夕方から筆記試験。
6月26日(水曜日) 小型移動式クレーン技能講習
最終日は、実技試験。
荷崩れを起こさないように、振らない技術は長年の経験だそうです。
シャクル、よし!
フック、ワイヤー、よし!
クレーンワイヤー、よし!
無事に取得できました。これで木材をトラックに積んで走る許可をいただきました。軽トラでも間に合うところは、間に合わすことができます。今後どのような場面が出てくるのか、楽しみです。
6月27日(木曜日) 畳あゲ、板干し、事務、バックホウ
用事がキャンセルになり、時間が取れた。
梅雨入りしたのに、良い天気。
昨年11月9日以来の畳上げ。ゲ!
大きい蟻が、たくさん木材の中に吸い込まれていきました。
天気、良し!ついでに先輩にいただいた床材も天日干し。カビの匂いが取れました。
日中は、事務作業。
夕方から広報を配りに家を回る。土木業に勤めていらっしゃった方に
「バックホウ」の操作について質問。
すると
「毎日、15分でも乗って操作をしなくちゃ、忘れるよ。期間が開いてしまうと思い出すためにゼロからスタート。」
とても当たり前のことなのに、やっていませんでした。広報を配り終え、バックホウへ座りに行きましたとさ。
おまけ 残念な皮剥き
せっかく皮を剥いていたのに、雨が降って菌ちゃんが育っていました。
木材には残念だけれど、地表がとても生きている!とも言えます。
今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
来週は、森林コーディネーター研修など。
どうぞお楽しみに!
妻も同じく一関市地域おこし協力隊員です。ご興味があればこちらのnoteもぜひご覧ください。小さな女が小さな林業をするまでの経過観察ができます。
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