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京津畑日記 第59週 8月16日〜8月22日

改めまして2023年7月に岩手県一関市大東町に移住しました。一関地域おこし協力隊の丸谷誠司(マルターニ)です。

自伐型(小規模)林業を通して、里山と経済の循環を起こす山守、自伐林家を目指しています。山を元気にする森の散策路や木材の面白い使い道を考えています。

いよいよ経営の勉強を始めました。「しゃちょー」と呼ばれる日も遠くない。かも?

それではどうぞ。

8月16日(金曜日) 京津畑作業道つくり、ニップル交換、note

午前、仲間と作業道作り。不規則な天候だったため、後戻りして仕上げることが出来ないため進むしかない。

順番待ちの間に、太く育った藤ツルを成敗。してくれたのは仲間。

沢の向かいまで伸びてました。

午後、ニップルを新品に交換。

作業前に入れても、いつの間にか出てくる。

新品の写真を撮る前に急に雨が降り始め、退散。

夕方、note。

8月17日(土曜日) 京津畑作業道つくり、資材購入、大東図書館

クリの倒木処理。根返りが、かかり木になっている。ルート上を通るため、伐倒。

グイーンと斜め
片側は上手くいく。

もう片方は、かかったまま。

ロープ牽引を試みる

滑車を使用しロープをバックホウで引くが上手く行かず。目標の立ち入り禁止ロープと、仲間に連絡し次回へ持ち越す。

借家の資材を買い出しに行く。途中、大東図書館へより用事を済ませる。

図書館も花盛り

8月18日(日曜日) 水。山小屋作り

水の出が悪く、台所と洗濯機が詰まりやすいため、興田地区のヤマキさんに来ていただく。
給湯器のフィルターにも植物系のゴミがありました。

洗濯機
ブラシで簡単に綺麗。
コケの様なもの。

予測は、水源付近から植物系のゴミを吸い上げている様です。

他に考えられるのは、管の継ぎ目に植物が根を張りゴミが混ざってしまう様です。

対策は、取水口周辺の掃除。
これは他の家庭が断水になるので、好ましくない。
借家の抑揚ポンプに、ゴミ取り装置を付ける事になりそうです。

その後、岩手やまんばプロジェクトの山小屋作りへ。

木材や石スレート瓦の片付けから。

運び出した後

昼食後、杉皮の整理。屋根に貼るんですね。楽しいよ。

小屋から出した
杉の皮の仕分け
どっさりあった
さっぱ

今回の参加人数が11人。マンパワーで予定よりも早く終わったので、古い床を剥がす。ちょっと懐かしい。

バールが見当たらなかったので、角材をテコの原理で差し込みました。

次回は、天井と壁の撤去。

8月19日(月曜日) 朝練、経営の勉強、備品買い物、水源

バックホウの朝練習。平地に慣らすのが不得手なので訓練。
天候も数日間、回復傾向にあるから路面も乾いてきている様子。

待ち時間に植物観察。虫食いが多いので、葉を観察すると虫がいました。

イチモンジカメノコハムシ

ムラサキシキブでした。こちらは、

クロモジの実

朝練後は、経営についての宿題。
自分たちの強み、弱み、目指すところは?ゴールは?
改めて言語化するのは、大変な作業。大きく変わると書いて、大変。

午後、林業資材の買い出しに摺沢の岩手農蚕さんへ。

ワイヤーを注文してきました。

摺沢から帰宅すると、水源さんと出会いました。水源にご案内いただきました。
ジャン!

水源の水は
澄んでいます。

次に借家までのホースを確認していると、、
あっ!

ここが原因でした。

古びた苔の植物系のゴミも間違いありません。

良かった良かったと、家に帰り養生を貼ろうとハシゴを登っていると

バキっ

床が抜けた

早く貼り直したいなあ。綺麗にハマった床、エッシャーの階段みたいに見えませんか?笑

8月20日(火曜日) 経営とブランディング アカデミー講座

今回から始まったビジネススクール。
京屋染物店の縁日にて。

1日目
・会社のゴール設定
・自社を知る
・商品開発アイデア検討
・競合を知る

ウサギとカメ
なぜカメが競争に勝ったのか。
こんな視点もあるのか と気づきを得られました。

8月21日(水曜日) 経営とブランディング アカデミー講座

2日目
・ペルソナを決める
・ブランドイメージを作る
・行動計画策定

自分たちの理想を絞り出しています。

1日目の基本である理想、ビジョン、セグメント。
私たちは、〇〇屋である!
2日目も定まらず、絞り出していました。

脳みそから、脂汗かきました。

8月22日(木曜日) 作業道つくり(釣山公園)

岡橋清隆先生、中村春樹さん。昨年度の研修林の続き。贅沢に5日間も一関市のために時間を割いてくださいました。

みんなで削りとったヘアピンの砂岩
水の道がくっきり出来ていました。
運搬車も活躍
バックホウで削り
積み込み
作業道の入り口に敷き詰めていきます。
ブレイカーもあります。
第2ヘアピンから見た風景

おまけ うさぎとかめ

なぜ、カメが勝ったのだと思いますか?

マルターニは、人生の途中から「カメは地上で勝負したら負ける。水のあるところで勝負しなきゃ。」と言う信念に変わりました。

しかし今回のスクールでは、
カメはゴールを見続けたから
ウサギは、相手を見ていたから負けた。

超絶納得です。解釈は多様です。
皆さんはいかがですか?

今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。来週も引き続き、作業道作り研修。どうぞお楽しみに!

妻も同じく一関市地域おこし協力隊員です。ご興味があればこちらのnoteもぜひご覧ください。小さな女が小さな林業をするまでの経過観察ができます。

https://note.com/kyotuhata_r/


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