京津畑日記 第76週 12月13日〜12月19日
改めまして2023年7月に岩手県一関市大東町に移住しました。一関地域おこし協力隊の丸谷誠司(マルターニ)です。
自伐型(小規模)林業を通して、里山と経済の循環を起こす山守、自伐林家を目指しています。山が元気になる森の散策路や木材の面白い使い道を考えています。
今週は、一関市の地産材をめぐる視察、南三陸町、夢っこを語る会、協力隊の交流会、伐倒研修などです。
いつ休むのか?
休みも仕事のうちですからね。今年もあと少し。
最後まで、よろしくお願いします。
それではどうぞ。
12月13日(金曜日) カスケード利用
カスケードとは、小さな滝の連続のこと。
一関市産材を上から下までの利用を促す仕組み作りの一環として、視察が組まれました。協力隊の私たちも参加させていただきました。
まず、一関市千厩町の永沢木材株式会社からスタートです。
熟練の方々が製材機を扱われっていました。
次に、東磐木材流通センター。一関地方森林組合が管理されています。岩手県に9箇所あるセンターの1つです。矢巾の流通センターと比べると、広葉樹は少ない印象。代わりにアカマツがありました。
下の写真2枚は、特Aの材なのですが、良い材だけに素直。伐倒し地面についた時に、割れが入ってしまったと推測されるそうです。
非常に勿体無い。商品価値を落とさない意識が必要ですね。
最後は陸前高田市に向上がある、けせんプレカット事業協同組合高田工場。
接着剤で貼り合わせた木材を自動旋盤やロボット機械で加工されていました。
12月14日(土曜日) 渡辺啓さんの自伐型林業研修 in南三陸町
波伝の森山学校 合同会社 渡辺啓さんの山へ研修に行きました。
海辺に近いところで、標高も50メートルくらいのところに道を入れると
土が乾燥気味になり、竹が枯れたんだそうです。驚き!
また、別の箇所では、ツルをあえて残していらっしゃいました。
一年前と比較。
道がつくと雰囲気も変わりますね。
バックホウで道をつける際に注意するところも。
午後は別の入り口から施業地へ入る。
12月15日(日曜日) 夢っこ語り
午前中、和室の床を掃除。やはり畳はボロボロに劣化が進んでました。
午後から、京津畑集落の将来を語り合う「夢っこ」に参加しました。
夢に止まらないさまざまな思いを共有でき、また自分たちの夢も共有させてもらい有意義な時間でした。
12月16日(月曜日) 協力隊交流会
11月は京津畑の自伐型林業の作業道を見ていただきました。
今月は、一般社団法人デジタルラボ一関に所属するDXの協力隊の方々に伺いました。
身の回りでDXできそうなところを探すワークをしました。
12月17日(火曜日) 原田勤先生による伐倒造材研修
奈良県桜井市から吉野杉に長年関わっていらっしゃる原田先生にお越しいただき、研修を行いました。
オープン・ノット・フェイスと呼ばれる受け口を広く開ける方法。
木が動くときに、角に当たることがないため、木津がつかない方法。
12月18日(水曜日) 原田勤先生による伐倒造材研修
2日目
12月19日(木曜日) 原田勤先生による伐倒造材研修
3日目
伐倒させてもらいました。余談ですが自伐協会の人に「まだ去年のチェーンオイルがあるんですか!?」と驚かれてしまいました。それぐらい木を伐っていません。前回の講習で、木を寝かせるための理論、理屈はバッチリ頭に入っているので意識することができました。
木の立っている場所、ロープで牽引する、木の太さを考えて、ケタは低め、ツルもやや細く仕上げました。
伐倒位置を外すと、「昼飯抜きやぞ」と原田先生の厳しく暖かい激励がかかりました。結果、ハズレ。。。
昼ごはんは食べさせていただきました。
おまけ ー
。
来週は、今年最後の自伐型林業研修へ。
自伐型林業の協力隊5人のミーティング。
その他、仕事納めや挨拶などです。
林内作業車が!!!
お楽しみに。
岩手が大好きな妻も同じく一関市地域おこし協力隊員です。小さな女性が小さな林業を会得するまでの経過観察ができます。ご興味があればこちらのnoteもぜひご覧ください。