京津畑日記 第19週 11月10日〜11月6日
朝は氷が張っていました。
資材が揃い、住処の改修が進み始めました。
11月10日(金曜日) 小屋の屋根補修、資材買い出し
早起きしたら朝焼けが見えました。美しさに圧倒されます。
昨日、母屋の屋根に登り青倉庫を見ると、こちらにも大穴が空いておりました。そこで買い出しの前にさっとビニルで覆ってしまおうとしました。
ところが、準備をしていなかったため読みが甘く、小屋根に登ったりビニル紐をかけたりしているうちに、出発が遅れてしまいました。
一関市摺沢まで資材の買い出し。
自分も妻も疲れ果て、休憩のつもりが力入らず。。。
11月11日(土曜日) 県民参加の森林づくり促進事業
川崎市民センターにて「里山の保全と資源活用のすすめ」が行われました。
登壇者は、有限会社駆動管理サービス 代表取締役 工藤寛氏。
森林資源を活用する一ノ関市民の会 会長の千葉康生氏。
有限会社駒崎材木店 代表取締役 片倉活彦氏。
そしてコーディネーター 岩手県環境アドバイザー 千田典文氏。
会場にいるとテレビにも映ったせいか、一関市自伐型林業のマスコット的な波動を受けました。身を引き締めて精進しましょう。なんせ山にも入っていない身なのですから。。。
11月12日(日曜日) 荷物の移動、清掃作業
早朝、氷が張っていました。
例年であれば「食の文化祭」が行われるのですが、本年は無し。その代わりに、京津畑交流館 山がっこの清掃を集落の皆さんで行いました。
隊員たちも7月から10月までお世話になったので、綺麗になるように張り切りました。
体育館に置かせてもらっていた荷物も大物以外は運び出しました。
午後は、家の片付けに向かいましたが、途中チェーンソーの音が聞こえ行ってみると。11日の強風で支障木が電線を切ってしまったようでした。生産組合のベテランの方が広葉樹を倒して、片付けをされていました。
重心を見ながら手早く安全に行われ、自分の経験のなさを味わいました。
可能なら玉切りでもお手伝いしたかったのですが、家の改修を優先させていただきました。
11月13日(月曜日) 片付け、買い出し
午前中、住まい周辺の片付け。
床の資材を計算してみました。
午後から資材の買い出しです。ホームセンターに電話して取り置いてもらったものを撮りに行ったのですが、昼間は晴れていたのに夕方から天候が崩れました。京津畑に帰ってきても雨でしたので、木材が濡れると困ると思い、荷下ろしは次の日に回しました。
11月14日(火曜日) カビの除去、買い出し、石膏はがし
朝も雨でしたから、荷台の荷物はそのまま。雨が降るたびに借家だけではなく、屋根付きの車庫が欲しいです。雪が降る前にDIYできるかな?骨組みに鉄パイプやトタン板が余っていたら譲ってくださると嬉しいです。
午前中は、家の中の資材置き場にしているベニアフロアを吹き上げました。絨毯とござのサンドイッチにされ、カビモゲラでした。広島の友人が8月に送ってくれていた清掃専門の液体の出番がやっと巡ってきました。
商品の問い合わせは、シェトらいんフィールド 宮原氏まで
午後は水沢のホームセンターへ買い出し。
全てを揃えるのは無理なので、軽トラックに乗る分だけの資材を購入しました。
台所の床、壁の約半分量です。
何もかも初心者ですから、段取りが悪くて積み込む順番も、おろしては載せ替えて時間を使いました。
道中雨でしたが、京津畑に着いても雨が降ていました。材を下ろすには悪条件でしたので、雨が止むのを待つ間に、台所の石膏ボードを剥がす。
おお!
11月15日(水曜日) 断熱改修の福田氏
早朝、ゴミ出し。片付け。
午前中、断熱改修の福田氏が京津畑に来られました。まず加藤隊員の家の改修について。その場で実技が始まります。
次はMの家へ移動し説明と断熱のやり方を教えていただきました。その場で改修を進めます。話を聞き、質問して手伝っていただきながらやり方を覚えていきます。
途中、集落のS爺様が様子を見にこられアドバイスが飛びました。
台所は断熱材の上に石膏ボード。その上に水濡れ、汚れ防止にキッチンパネルです。作業工程を一通り終え昼過ぎに終了。福田氏、お疲れ様でした。
午後、現場にて飲み水の補助金申請のため、一関市役所の担当者が来られました。水質検査の結果、最近が280検出されたため除菌機をつけることになりました。
12月末頃になるそうですが、その間飲み水はどうしたら良いのか担当者に聞いてみました。
「ミネラルウオーターを購入したり、ウオーターサーバーを設置されたりしていますよ」との事。
?協力隊に着任してからの疑問?
・ 日本国憲法第二十五条は、(1)「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」 (2)「国は、すべて の生活部面について社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」
飲み水がない状態を一定期間放置しておける国が日本なのです。生活のレベルが違うことがジワジワと感じられます。「一関のチベット」と言われることもありました。
改修がミッションなので建築も調べると建築基準法も、最低限度の基準を満たせばオッケーなのだそうです。建材に有害なものがあっても高気密な住宅は「換気扇を回しておけば問題なし」なのだそうです。
個々で幸せを目指す工夫をしていきましょう。
11月16日(木曜日) ゴミ出し、買い出し、床の束入れ
朝の不燃ゴミ出しは、3袋だけ。一輪車にあと3袋を乗せたところで収集車がきてしまいました。また2週間後、けっぱります。
作業に取り掛かろうとしましたが、インパクトドライバーが無い。
ネジはあるが、釘が無い。やり方は分かったが、段取りが分からない。
とりあえず、釘を買いに行こう!大原まで12km。
一つの買い物が、時間を取られます。
午後からようやく作業開始。
今日も集落の方が気にしてくださり、様子を観にきてくださいました。
今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
来週は、いよいよ借家に引っ越し出来るのか!?作業道研修。協力隊の交流会。借家の改修などです。
どうぞお楽しみに!
妻も同じく一関市地域おこし協力隊員です。ご興味があればこちらのnoteもぜひご覧ください。小さな女が小さな林業をするまでの経過観察ができます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?