見出し画像

京津畑日記 第75週 12月6日〜12月12日

改めまして2023年7月に岩手県一関市大東町に移住しました。一関市地域おこし協力隊の丸谷誠司(マルターニ)です。

自伐型(小規模)林業を通して、里山と経済の循環を起こす山守、自伐林家を目指しています。山を元気にする森の散策路や木材の面白い使い道を考えています。

今週は、昼間でも0℃と冷え込み激しくなりました。
高校生と釜石と京津畑。
そして来年の自伐型林業フォーラムに向けて。

それではどうぞ。


12月6日(金曜日) 高校生と作業道

高校生の職場体験。
市役所を訪れた高校生が3日目の最終日に、京津畑の作業道、山林作りを視察に訪れてくれました。
協力隊一期生、加藤隊員、留奈隊員は別の用事があったため、代表してお迎えさせていただきました。

山がっこにて

作業道をつけた山を説明しながら歩いてもらう。

これがこう!

日本で多く採用されている、大型機械用の道。
切り高が5m以上あり、崩れやすい。

違いを体感していただきました。

お気づきだろうか?
自伐型林業で作業道をつけると、樹木の枝葉が傘の役目を果たし、雪が林内に入り込んでいないのです。
雨水の場合は、傘がなければ、直に地面を打つため破壊力が弱まらない。山が壊れやすくなるんだそうです。木の根もない、そんな大地を次世代に残したいとは、マルターニは思いません。

あなたは、どうですか?

穴っこを見てもらいました。

及川仁さん、サポートをどうもありがとうございました。
気分よく帰ると、、、

やどずが風でぶっ倒れていました。

12月7日(土曜日) 三木慎冴さんによる自伐型林業研修 in釜石市

三木真冴さん 東北・広域森林マネジメント機構 の研修です。
沿岸の釜石市では、12月1月2月は雪が少なく施行に集中出来る時期である。ただ風速が強い時がある。

一番バッター、松の間の狭いところ。傷を付けずに丁寧にされました。
犬走、土止めの位置確認
モッと作業道に寄っていい
乾いた土で作業がしやすかった

12月8日(日曜日) 三木慎冴さんによる自伐型林業研修 in釜石市

どのような山林が、稼ぎに向いているか。
山が良ければ、材積があれば、続けていくことができる。

木組み

12月9日(月曜日) 興田市民センター

チェック 来年1月26日(日曜日)午後
一関市大東町 興田市民センターにて自伐型林業のフォーラムが行われます。
登壇は、三木真冴さん(釜石市)と協力隊。

市民センター長 自らファシリテート

12月10日(火曜日) 渡辺啓さんによる作業道研修 in京津畑

京津畑には雪がある。
どのような道作りになるのでしょうか?

自伐林家・・・・・経営判断あり、施業、自分の山
自伐型林業家(山守含む)・・・経営判断あり、施業
山番頭・・・・・・施業のみ

まずは先日の高校生に見せたデモンストレーションの現場。

根株も取りきれない時、平にして終わりましょう。
立派な霜柱

いよいよ登り始めます。

木を残すから、道側の根っこ
ガリガリ

12月11日(水曜日) 渡辺啓さんによる作業道研修 in京津畑

協力隊5人が共通していること。
前に進まない。。。
目に見えないブロックが各々あるのでしょうね。

2m棒で道幅のイメージ
寒くなってきたので、早めに切り上げました。

まだ明るかったので、車庫の屋根を組み替えて、風に備えました。屋根が老けているので小屋の中に屋根が必要なんです。

妻の案でビス固定しました
終わりは暗くなりました。灯りのありがたさ。

12月12日(木曜日) おやすみ(諸々)

妻の活動車両が納車されました。諸関係の皆様、お世話になります。
夕方から、風で飛ばされていた雪囲い(やどず)作りを再開。
寒くて暗くて写真なし。手袋を外すとかじかんでしまう。
昨年は、家の床張りが終えられず鬱々とした気分で押しつぶされそうでした。

今回は、ドラマ「力の指輪 ロード・オブ・ザ・リング」パート2のケレブリンボール卿のセリフに励まされた。エルフの崇高な鍛冶屋。

「闇に打ち勝てるのは強さではなく光だ」
that it is not strength that overcomes darkness,but light

おまけ 氷の子


ちょこん

今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

来週は、一関市木材利用、協力隊交流会、伐倒研修です。

妻も同じく一関市地域おこし協力隊員です。ご興味があればこちらのnoteもぜひご覧ください。小さな女が小さな林業をするまでの経過観察ができます。

https://note.com/kyotuhata_r/


いいなと思ったら応援しよう!