京津畑日記 第70週 11月1日〜11月7日
改めまして2023年7月に岩手県一関市大東町に移住しました。一関地域おこし協力隊の丸谷誠司(マルターニ)です。
自伐型(小規模)林業を通して、里山と経済の循環を起こす山守、自伐林家を目指しています。山が元気になる森の散策路や木材の面白い使い道を考えています。
板倉造りの学びのため今年最後の九戸村へ。
経営の勉強の一環、MGへ。
今年度の自伐型林業研修へ。
それではどうぞ。
11月1日(金曜日) 移動日
明日からの板倉作りに向けて九戸村へレンタカーで移動。
11月2日(土曜日) 板倉の小屋作り、事務
地球のしごと大学 九戸キャンパス 「板倉の小屋作りからこれからを考える」。
自伐型林業は間引きなので、木材があまり搬出できません。広い山ならいいですが、駆け出しの自分の山を持っていレバ話は違います。少ない搬出材を、生かして使うには出口の商品化、研究が欠かせません。自分たちが大工をすることで、使う人、木のことを深く知ることができる。そのように考えました。
目をつけたのが、板倉工法です。古来から神社や大切な米を納めていた高床式の蔵です。
9月28、29日に第一回目。茨城県より里山建築研究所の安藤先生と岡原さんが来てくださり座学講義。午後から2日目は九戸村建築業組合よりの栗谷川建工さん、細川大工店さん、QHOMEさんのご協力のもと、道具の使い方から墨付け、刻みの実技レクチャーいただきました。(地球のしごと大学Instagramより)
今回は最終回。九戸村ふるさとの館、隣の木の駅の敷地に土台が設置してありました。
午後からの作業は屋根にかかる棟。
11月3日(日曜日) 板倉の小屋作り
座学講師。
今夜は懇親会です。お世話になった地元の九戸村建築業組合の大工さんをはじめ、見学と資材を用意してくださった一戸製材所さん、安藤先生、岡原さん、地球のしごと大学 九戸キャンパス事務局の内山さん、そして受講者の方々。地域の活性化が「板倉構法の小屋」に集結しておりました。
一関界隈でもこのような集まりが出来るといいなと思いました。
11月4日(月曜日) 板倉の小屋作り 最終日
今日の資材。もちろん一戸製材所さんから。
小屋の大引きに座り、安藤先生から講義。
午前中に大工さんが作ってくださった。
スピリチュアルな表現になりますが、ブワーと神様が集まってこられました。元々、神社を建てる、大切なものを入れる蔵ですから、あっという間に神聖度が上がりました。
そして懇親会で話が進んだ餅まき!
座学講義では、小屋よりも大きな家や保育園などを紹介していただきました。
11月5日(火曜日) MG研修
マネジメントゲーム、2回目です。
SONYが元気な時代に作られた弁当箱と思っている、マトリックス会計経理。
昔からビジネスで聞く例え話 木を切るための斧
よく学び よく研ぐ
よく働き よく伐れる
よく遊べる
機械化になり、皆伐に突入した歴史を考えると、素直に頷くことができない。
11月6日(水曜日) MG研修
マネジメントゲームの2日目。
数字が苦手。人生に必ずついて回るお金。経営者教育。ルールを覚えなければ追いつかない。
見事、最下位。
11月7日(木曜日) 作業道研修
久しぶりの林業の場。そして橋本光治先生の作業道研修。現場が久しぶりで楽しみ!
個人的に路肩、法面での締め固める技術の向上が出来ました。
おまけ 研修の待ち時間
https://youtu.be/db8FWBckqK0?si=U6pMadFcbZLLC78W
来週は「経営とブランド戦略の学校」のいよいよ発表。
妻も同じく一関市地域おこし協力隊員です。小さな女が小さな林業をするまでの経過観察ができます。ご興味があればこちらのnoteもぜひご覧ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?