【映画感想文 生きるーLIVING】ていねいに書く雑文~296~2023041
【映画感想文 生きるーLIVING】
映画を観てきました。「生きるーLIVING」というやつ。元は黒澤明のやつで、それをイギリス版にリメイクというもののよう。
元の方は知らないし、黒澤明作品は「七人の侍」と「赤ひげ」しか観たことないんですが、その2つはめちゃんこ面白かった記憶があります。
ということもあって、水曜でもないのに映画を観てきました。
ここからはネタバレ的なところもありますので、これから観る人はご注意。
まぁ、リメイクなのでオチやら何やらは分かった状態で観に行ったわけですけど。
「働くこと」について考えさせられるものでした。そんでもって、それが輝かしいものでなくてもいいんだというような。すごーくシンプルに言えば「やるべきことをやるだけさ」的な。
別に後世に伝えられるような大きな仕事でなくても、自分の中で満足感があればいいというか。よく「今日死ぬと思って生きろ」なんていう風に言いますが、それの難しさと、それを続けることの難しさみたいなのも感じました。
「生きずに死ねるか」ということなんですけど、残念ながら、死が見えていないと生きられないということでもあり。
わたし自身去年、祖母が亡くなりましたので、割と死は身近に感じておりまして「ばぁちゃんに笑われんようにがんばらんと」なんて風にも思うわけではありますが「じゃあがんばってるか」と言われればそうでもなく。
かといって、手を抜いているかと言われればそこまででもなく、中途半端さを感じなくもないわけです。
でも、本気かと言われれば、そうじゃないわけで。
そのへんが難しいところだよなと。日々、家庭において幸せを感じていて、満ち足りていないとかでもないんですけど、何かを達成するとなるとやっぱり仕事なんですかね、なんて風に思います。
好き嫌いではなく、しんどいからこそ価値がある的な。
モチベーションは続かないのは分かっているので、仕組みとかルール作りってのがやっぱり大事だよねと。
がんばる仕組み。「基本、がんばらない」を信条としておりますので、「仕事を断らない」がやっぱり自分の中のギリギリのセンでしょうか。
いい映画を観ました。ぜひ。