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消費生活相談員の聖地・相模原

私たち消費生活相談員は、相談を受けるだけではなく、常に新しい知見を得て相談業務に生かすため、研修も時折受けている、というお話は以前にもしましたが、京都府センターが主催する研修だけでなく、国民生活センターが実施する研修にも出向くことがあります。

国民生活センター相模原事務所入口の看板
国民生活センター相模原事務所研修施設の玄関

消費生活相談員や消費生活行政職員向けの研修を行う施設は、神奈川県相模原市にある国民生活センター相模原事務所です。近年は、ここだけではなく徳島県鳴門市の施設でも一部分散して研修が実施されています。
ここ相模原には、全国の消費生活相談員が集まってくるので、「消費生活相談員の聖地」とでも呼んでいいかもしれません。

相模原研修施設の講堂

相模原研修施設では、年間何十件という研修が複数日にわたって実施されるので、日々何かの研修は開催されているような状態です。研修テーマも、法律から、各種商品・サービスの専門的な分野、そして消費者啓発まで多岐にわたっています。1つの研修では、リアル参加の場合で最大60名程度の参加者が全国から集まります。
最近はコロナ禍のため、インターネットを通じたリアルタイムでの遠隔受講や、オンデマンド受講なども併設されており、その場合は100名を超える受講者が一度に研修を受けています。

相模原研修施設の宿泊室

さきほど、研修は複数日にわたっての開催、と言いましたが、そうなると、例えば私たちのような京都から来た受講者は宿泊する必要があります。そういう受講者のために、相模原研修施設には同じ敷地の中に宿泊施設もあり、ここに泊まることができます。
そこそこ年数が経っているのでピカピカとは言えませんが、一般的なビジネスホテルと同じぐらいの水準はあります。宿泊費は民間ホテルと比べればだいぶ抑えられています。

食堂に掲げられた食事のメニュー

泊まるだけでなく、食堂も施設内にあります。事前に申し込んでおけば、朝昼晩三食ともこの食堂でまかなうことができます。

食堂で提供された食事の一例

出てくる食事は画像のような感じ。まあ、学生食堂や社員食堂といったところのイメージでしょうか。

別のときの食事メニューと食堂の様子

別の食事の際の模様も掲げておきます。上の方に食堂のテーブル等も写っています。かつては、食事の際に全国各地の受講者と一緒におしゃべりしながら、という風景もありましたが、コロナ禍以降は原則「黙食」となってしまったのが残念です。

研修施設周辺の緑地帯

先ほどの食堂の画像、窓の外には木がいっぱい生えている様子が見えたかと思いますが、この相模原研修施設は周囲を緑に囲まれています。

相模原研修施設の中庭

施設建物に囲まれた中庭も、緑に包まれています。この中庭の風景は、国民生活センター公式SNS(Twitter、Facebook)のプロフィール画像にも使われています。

相模原市のマンホールデザイン

相模原といえば、宇宙関係の人にとっても聖地。JAXA(宇宙航空研究開発機構)の相模原キャンパス、宇宙科学研究所もすぐ近くにあります。相模原市のマンホールのデザインには、人工衛星・はやぶさ2が描かれていました。

もし機会があれば、国民生活センターでの研修で得られた知見などについても、今後消費者の皆さんにご提供できればと考えています。