見出し画像

活躍する卒業生たち。京都府新鋭選抜展に行ってきました。

こんにちは。
広報グループのUです。

三条通にある京都文化博物館に「Kyoto Art for Tomorrow 2021ー京都府新鋭選抜展ー」を観に行ってきました。

画像8

この展覧会は毎年開催されていて、京都を中心に活動する新進の若手作家を紹介するものです。
今年は40名の出展作家のうち、精華の在学生・卒業生のアーティストは、なんと4分の1にあたる9名!そのうち2名が優秀賞と産経新聞社賞を受賞。すばらしい活躍です。

会場は写真撮影可でしたので、その一部をご紹介しますね。

画像7

「バナナの皮で滑る『A』」
六根由里香(大学院芸術研究科 博士前期課程 2年生)

9名の精華出身アーティストのうち、唯一在学生の六根さん。学部時代から版画を専門にしています。今回の作品はアルミ版リトグラフによるもの。独特の線表現がかっこいいです。

画像1

画像2

「ケルベロス」
山羽春季(芸術学部日本画コース 卒業)

山羽さんの作品は、近づいてみると踊る人のシルエットが帯状に描かれているところが特長です。卒業作品では、横幅3メートルにも及ぶ大作を披露してくれました。個性的な画風は一度みたら忘れません。

画像5

産経新聞社賞「あなたはこの世界にいるかもしれない。
もしくはいないかもしれない。」
栗棟美里(大学院芸術研究科 博士前期課程 修了)

産経新聞社賞を受賞した栗棟美里さんの作品。この作品は、見る角度によって浮かび上がるイメージが変わります。作品の前を何度も行き来して、その移り変わりを眺めてしまいました。タイトルもぴったり。

画像3

画像4

優秀賞 「Null Island」
肥後亮祐(芸術学部版画コース 卒業)

最後は、優秀賞を受賞した肥後亮祐さんの作品。こちらは「Null Island」をテーマにしたインスタレーション作品です。
「Null Island」とは、地図上の経度0度緯度0度に位置にする架空の島。インターネット上では、実在する島のように地形や旗、歴史などが創作されてきたそうです。肥後さんの作品も、インターネットの情報を拾いながら、その場所の情報を構築しています。
ギニア湾沖に位置するという「Null Island」。本当はあるのかないのか、作品を見てると分からなくなっていきます。すごく面白い作品でした。


卒業生の活躍に触れて、刺激をもらった1日でした!
来週はいよいよ、卒業・修了発表展。今年卒業を迎える学生たちが、これまでに培った学びの集大成を発表します。楽しみと、卒業の寂しさが入り混じる展覧会。来週詳しくお届けします。