見出し画像

セイカで学ぶ素敵な留学生たち②

みなさん、こんにちは。広報グループNです。

現在、セイカには、世界20の国と地域から、
大学院を含めると1,000名を超える留学生が学んでいます。

今回お話を伺ったのは、デザイン学部建築学科の2年生のリーさんと、メディア表現学部1年生の チャンゴック・アン・ニエンです。

*********

まずお話を聞いたのは、デザイン学部建築学科2年生 リー ズシエン(李 姿嫻)さん。台湾・台中出身の方です。

画像4

全国の建築学生3年生以下を対象とした設計作品のコンクール「建築新人戦2021」の上位100選に選ばれました。
鴨川の三条大橋のほとりに台湾の「夜市(ナイトマーケット)」のような活気のあるデザインハウスの提案が入選作品です。

高校時代の引っ越し時に、リフォームや家具選びに興味をもち、大学ではインテリアかランドスケープを学びたいと考え始めました。交換留学で一年間福岡の高校で過ごした時に、日本の文化に興味を持ち、学ぶなら伝統的なものが残っている京都で学びたいと考えたそうです。

京都精華大学を選んだ理由について伺うと「大学が私を選んでくれたと思っています」とのこと。丁度大学を探していた時に、タイミングよく入試があったそうなのです。

大学の良いところを伺うと、「やりたいことを自由にできること」と迷いなく、答えてくださいました。
たとえば、今取り組んでいる課題(制作設計)は、人工物や自然物の形を借りて、建築を考える、新しい世界を作り出すというもの。彼女は「おしゃぶり」のゴムとプラスティックの素材と、形に関心をもち、素材や形の可能性を考えているという資料を見せてくれました。

画像4

建築では、既存概念にとらわれない想像力や構想力を鍛える授業、一方で伝統建築を見に行き、先人の知恵や技法、発想力を学ぶ授業もあり、毎日が楽しくてたまらないと言います。

リーさんの将来の夢を伺うと、大学の森林学部で森林の有効利用や管理を学ぶお姉さんと、森林の癒し空間として利用する施設を作りたいと話してくれました。都会の生活で疲れた人々が、森林の中を散歩し、自然を感じられる建物でリラックスできる空間。新しい森林の価値を再発見できる場所を台湾に作りたいと考えているそうです。

お話を聞いていると、台湾の森林の中の散歩道を抜けて現れる建築物などが目に浮かぶようでした。

素敵な夢です。いつかリーさんの森林公園を訪ねたいです。

*********

メディア表現学部の1年生の チャンゴック・アン・ニエンさんは、ベトナム・フエ市からの留学生です。

画像2

日本語を学び始めたのは中学生のころ。マンガやアニメの影響も大きかったそうです。将来は日本に留学したいと考えていましたが、両親は反対でした。
しかし、中学生で大人も参加する日本語スピーチコンテストで決勝戦に進むなど、積極的に交流会などにも参加するニエンさんの本気度を知り、いつしか応援してくれるように。
高校1年生のとき、日本の高校に留学できる制度を知り、高知県の高校に留学しました。

何事にも一生懸命のニエンさん、高校時代はマンガ・コンテンツ部の部長をつとめ、友人と制作したマンガは、マンガ甲子園の決勝に残りました。
「マンガ学部を受験しなかったのですか?」と伺うと、映像や新しい技術に興味のあった彼女は、マンガは一生の趣味として、大学では別のことを学びたいと考えたそうです。

同じころ、家族と旅行で訪問した京都に強く惹かれました。ニエンさんの出身地のフエ市はベトナムの古都世界遺産の建造物群が残る町です。
歴史や文化にも強い興味を抱いていたため、大学は京都にしたいと考えました。そして夏休みに、セイカのオープンキャンパスに参加しました。

オープンキャンパスで出会ったメディア表現学部。映像編集や、AR、VRなどに関心を持ち始めていたニエンさんは、ここだ!と思ったそうです。

実際の授業を受けみた感想として、プログラミングやマーケティング、そして新しいアイデアを創出するという学びがとても楽しいと語ります。

いま取り組んでいるのは、「これから流行するセルフィー」を提案するというもの。まだまだのものですが・・・と見せてくださったのは、バスタブから鏡に映す形のセルフポートレート。かっこいい。

画像3

将来は、デザインや技術を駆使した今までにない広告を作る仕事をしたいとキラキラとした目で語ってくれました。

インタビューの時間が昼食時間に近かったので、お昼はいつもどこでとるの?と聞いてみると、自宅か、友だちとキャンパスの外に行くことが多いとのこと。今日は、友だちとラーメンを食べに行くと楽しそうに話してくれました。

*********

キラキラと夢を語ってくれるお二人。
とても素敵です。

実はここに書ききれないほどたくさんのお話を聞かせてくれました。
物語のたくさんある二人が、どんなふうに大学時代をすごして行くのか、とても楽しみです。

学内で学ぶ留学生のみなさんは、素敵な物語をもっている人がたくさんいます。

みなさんも是非クラスメイトや食堂で出会ったら、お話を聞いてみてくださいね!