2024年J1残留/昇格争いの展望:終盤戦で注目のチーム
2024年のJ1リーグも終盤戦に突入し、残留争いと昇格争いが熾烈を極めています。各クラブの現状と今後の展望を整理し、シーズン終盤の見どころを探ります。
J1残留争いの現状
現在、J1リーグでは20クラブ中下位3クラブがJ2に自動降格するレギュレーションとなっていますが、11月3日時点で、最下位のサガン鳥栖は既に降格が決定しています。19位の北海道コンサドーレ札幌は、次節の結果次第で降格が確定する可能性が高まっている一方、18位のジュビロ磐田は残り4試合を残しており、残留圏内の17位柏レイソルとは勝ち点4差です。磐田は最低でも2勝、もしくは1勝3分が必要とされているので、今年の降格争いは札幌、磐田、柏、新潟の4チームに絞られたのではないでしょうか。
恐らく我ら京都サンガFCは、今節の勝利により残留争いからは実質抜け出した形になっています。
残留争いの注目クラブ
北海道コンサドーレ札幌:セレッソ大阪との試合で1-1の引き分けに終わり、勝ち点1を積み上げましたが、次節の結果次第では降格が確定する可能性があります。(日刊スポーツ)
ジュビロ磐田:ヴィッセル神戸に0-2で敗れ、残留争いが厳しくなっています。残り4試合での巻き返しが求められます。(さかのわ)
柏レイソル:アビスパ福岡に2-1で敗れ、引き続き残留争いに巻き込まれていますが、18位の磐田が敗れた事で勝ち点差4のまま。直近6試合で3得点に留まっている攻撃陣の奮起が求められます。
アルビレックス新潟:ルヴァンカップ決勝の関係で前倒しで行われた東京ヴェルディ戦に2-0で敗れ、18位の磐田と勝ち点差5。残り試合も3試合と磐田より一試合消化試合が少ない事も加味すると予断が許さない状況。
J2昇格争いの現状
J2リーグでは、上位2クラブが自動昇格し、3位から6位のクラブが昇格プレーオフに進出します。11月3日時点で、清水エスパルスがいわきFCに1-0で勝利し、1試合を残して優勝を決めました。2位の横浜FCは栃木SCと0-0で引き分け、勝ち点75で自動昇格圏内を維持しています。3位のV・ファーレン長崎はジェフユナイテッド千葉に勝利し、勝ち点72で自動昇格の可能性を残しています。(時事通信)
昇格争いの注目クラブ
清水エスパルス:安定した戦いぶりで優勝を決め、シーズンを通して好成績を収めた事で2シーズンぶりの来季J1昇格が確定しました。昨年昇格プレーオフ決勝ロスタイムの国立の悲劇を見事に活かした見事な戦いぶりでした。
横浜FC:最終節で引き分け以上の結果を残せば、自動昇格が決まりますが、直近5試合足踏みが続いています。3位長崎の足音がそこまで聞こえてきている中で、攻守のバランスを取って、昇格に向けて期待が高まります。
V・ファーレン長崎:自動昇格圏内を狙える位置にいます。最終節での結果次第では、逆転昇格の可能性には横浜FCが負けて長崎が勝利で決まります。新スタジアムの開業勢いそのままに昇格までこぎつけたい所です。
終盤戦の見どころ
残留争いでは、直接対決が多く組まれており、各試合が大きな意味を持ちます。特に、北海道コンサドーレ札幌と柏レイソルの対戦は、残留争いの行方を左右する重要な一戦となります。
昇格争いでは、横浜FCとV・ファーレン長崎の最終節の結果が注目されます。自動昇格を巡る熾烈な戦いが予想され、目が離せない展開となるでしょう。
まとめ
2024年シーズンのJ1残留・昇格争いは、最後の最後まで予断を許さない状況です。各クラブの選手たちの奮闘と、ファンの熱い応援がシーズンの結末を左右することでしょう。残り少ない試合数の中で、どのクラブが笑顔でシーズンを終えるのか、注目していきましょう。