卒業!(一年間の振り返り)
こんにちは!京大リアルゼミ運営の八方美人です。
僕は今4回生で、なんと2日後から社会人になります!笑
リアルゼミの学生運営を卒業するにあたって一年間の振り返りを記事に書くことにしました。
リアルゼミで出会った人
最初は一年を振り返るにあたって、リアルゼミで学んだことでも書こうかと思いました。
でも各講義の感想を書くと長くなるし、noteの記事で他のメンバーが講義のたびにその講義を受けて感じたことなどを書いてくれているので、わざわざ僕が書かなくてもいいかなぁとも感じました。
いざリアルゼミの運営として過ごした期間を振り返ると、
講義で学んだこと以上にリアルゼミの御縁で出会えた人たちから学んだことが多かったと感じます。
障害についてももちろんたくさんのことを知れたけど、それ以外でたくさんのことを学び感じた期間でした。
ここでは振り返りとして、その部分について感謝も込めて書いていきます!
お会いできた人がたくさんいるので、コロナ禍でも対面でお会いして話せた方に絞って書いていこうと思います!
村田淳先生
最初は一回生のILAS(短期ゼミ)でお世話になりました。
当時はまだ妹の障害を周囲には隠していた時期でしたが、障害に興味があったので障害を扱うILASをこっそり受講していました笑
自分が起業して妹をそこで雇えばいいと高校生の時から思っていたのです。今以上に青くて痛いなぁ。
前期が終わって夏休み、
ベットの上で「卒業後の進路の相談をしたい」と勇気を出してメールしたことを今でも覚えています。
快く引き受けてくださって初めて一対一でお話できました。
自分が起業して妹をそこで雇えばいい説について、
家族は最後のセーフティーネットになっていたほうが良い、
妹ができるだけたくさん頼れる人を作ってあげるほうが大切で、家族だけで支えることが良いとは限らないことを知りました。
きょうだい会の存在もその時に教えてもらいました。
物心ついたときから障害について誰にも話さずに一人で考えていたので
はじめてこの障害という世界で他の人から学んだ瞬間でした。
村田先生はリアルゼミの顧問をしていただいていて第1回の講義に登壇してもらいました。
いい意味で大学の先生という感じがしない人だなぁと改めて思いました。
穏やかな口調で優しくて同じ目線で話してくれるお兄ちゃんみたい。
僕はこの年になってもバタバタ落ち着きがありません。
ああいう雰囲気の社会人になりたいなぁ。
石倉悦子さん
70歳を過ぎているのに、神戸きょうだい会やB型事業所を運営したり、自分の妹を撮ってドキュメンタリー映画を制作したりすごいバイタリティー。
きょうだいを扱った回では講師としてご登壇してくださいました。
講義はリモートでの配信だったのですが、石倉さんのご自宅に運営メンバーを招待してくださいました。
講義の運営面でも力を貸してくださっただけでなく、おいしい出前まで頼んでくださいました。
年齢は関係ないと言いますが、23歳の自分よりもはるかに物事に対して前向きで率直にすごいなぁと思ってしまいます。
なんでもめんどくさがって生きてきた自分が恥ずかしい…
好奇心って大事なんだなぁ。見習わなきゃ!
御代田太一さん
東大を出て、新卒で福祉の現場で働いている御代田さん。
僕は「なんで現場じゃなくてここで働きたいんですか」と就活の過程でめちゃくちゃ聞かれました。
返す言葉は思いつくけれど、全然本心ではなかった気がします。
みんなこんな感じのこと言ってるんだろうなぁって感じがしていました。
現場で働く可能性を考えたとき色々な気持ちが生まれました。
福祉といえば何より現場が大切でしょ
お給料は?
せっかく京大入ったのに(うぬぼれすぎ)
だれもそんなこと言ってないのに勝手に頭の中が渋滞しました。
結局公務員を選びました。
一度、御代田さんになんで新卒で現場に行くって選択をしたのか聞いたことがあります。
本人は能天気なだけじゃないかなぁとおっしゃっていました。
それだけではないような気もするけど、仮にその要素が大きいのならその能天気さは羨ましいなぁ笑
僕は余計なことでうじうじ悩みます。いらないときにだけ頭が回転し始めます。
御代田さんは謙虚で物腰柔らかで、酔ってスマホの画面を粉々にしちゃうお茶目さん。
3つくらいしか変わらないのにすごいなぁ。3年で自分もあんな感じになれるのかなぁ
スマホを粉砕しないところは僕の長所みたいです。
新三回生の運営のみんな
こんなできた大学2回生がいるんだなぁとびっくりしました。
みんなの自己評価はわからないけれど、僕からしたらリアルゼミの新3回生メンバーは自分を持っていて、どっしりしている印象は出会った時から変わりません。
僕は大学卒業を迎えてもまだまだ自分がブレブレです。
めちゃくちゃかっこ悪いけれど、大学生活やり直せるのならやり直したいくらいです笑
こんな4回生になっちゃだめよ!!
思えば当事者でも家族に障害者がいるわけでもないのに、障害に興味を持つ子たちと会話をしたのはみんなが初めてだったなぁ。
そんな人いるんやと衝撃を受けました。
純粋な興味・関心や温かい想いは素直にステキだなと思います。
ぜひ、大切に。
みんなのリアルゼミ以外での様子も、もっと知りたかったねぇ!
少しずつみんなが普段どうやって過ごしてるのか知れていけて嬉しかったです。
なによりおじさんはみんなの進路、将来が楽しみです。
リアルゼミ全体はもちろん、一人一人を心から応援しています。僕も頑張ります。
ピース君(京大リアルゼミ運営新4回生)
よくしゃべり何事にもチャレンジングな花房君。
障害に対して前向きな言葉が多いのが印象的です。
リアルゼミに入る前は障害を個性だとか、障害の表記がどうのこうのだとかいう意見に対してめちゃくちゃ斜めに構えていた僕は障害に対してマイナスなイメージばかり持っていました。
花房君を見ていると自分の見え方がいかに偏っているか気づかされます。
大学の普段の授業にも熱心なのも印象に残っています。
学生の本分は勉強といいますが、なかなかやらないのが大学生。
僕も大学生活の特に前半は何一つ胸の張れるものではありません笑
花房君はすごい色々な授業を受けていたし、夏休みの集中講義とかまで受けていてびっくりした!
てか集中講義なんてこの大学にあったんかって次元でびっくりしてた笑
学業面でなんとか盛り返そうと僕自身の行動が変わったのもリアルゼミのおかげだと思います。
決して誇れるものはないけれど、恥ずかしいってほどでもないくらいにはなれていたらいいなぁと思っています。
ムシキングさん(京大リアルゼミ運営新修士2回生)
同じきょうだい児として、、の話はたくさんしてきたのでここでは
好奇心旺盛でアクティブで何でも知ってるお兄さんという一面について。
リアルゼミに入るまでは高校の延長みたいな生活をしていた僕は、それはそれはスポンジのように髙木さんから吸収したかなと思います。
歴史、地理、芸術などなどなんでも知ってるから生き字引ってほんまにおるんやと軽く引きました。
京都って面白いですね、観光地を適当にめぐって満足していた自分が恥ずかしくなりました。
鴨川は気に入って一人でも行くようになりました。
髙木さんの話を聞いて京都の地理とか歴史をもっと知りたいと思って本を読んだり、博物館にも行くようになりました。博物館とか美術館に自分が行くようになるなんて思ってもみなかったです。
美術史とかも調べるようにもなりました。もう別人すぎて自分が怖いです。
お酒って美味しいものなんですね、パーティードラッグかなんかだと思ってました。
ビールに日本酒。太るお酒ばっかりはまってしまいました。
ほぼ毎晩一人で晩酌するようになるなんて、なんだが大人になった気がします。
カメラ面白いです。鴨川でしてもらったカメラ基礎講義忘れません。
最近はできるだけマニュアルで撮って、こうしたらどうなるんだろうとかいろいろ試しながら覚えています。完全に背伸びです。
電車旅もひそかに始めました。四国も九州も鈍行で一周しました。(ちょくちょく特急でサボりました)
カメラと最低限の荷物を持って出かけています。
ゲストハウスではいろいろな人と出会い、お酒を飲みました。
すっごく楽しい思い出がいくつもできました。社会人になっても土日を使って続けるつもりです。
社会人になったらキャンプもやってみようと思います。
鴨川で1時、2時までお肉を焼いて飲んで食べて話して。楽しかったです。
こういうことは琵琶湖でするものだという固定観念に囚われていました。
あーーーもっと早くいろんなこと知りたかった!もう卒業してまう!
でも学生のうちにいろいろなこと教えてもらえてよかったです。バリ多趣味な社会人になれそうです。
リアルゼミを卒業するにあたって
リアルゼミは学生にとって財産となる時間を過ごすことのできる場所だと思います。
このように書くと、そこら辺のブラックバイトや胡散臭いインターンの求人に書いてありそうなセリフですね笑
ただ僕は勧誘としてこのように書いているのではなく、
関わって下さるすべての方に、学生にとって大切な場所であるリアルゼミを温かく見守っていただけたらなぁと思っています。
細かろうとも長くこのリアルゼミが続くことを切に願っているからです。
僕も陰ながら応援し続けたいと思っています。
まずは一旦、お世話になりました。
そして今後ともよろしくお願いします。
記事が面白いと思ったら、無理のない範囲でのご寄付をいただけると幸いです。いただいたご寄付は今後の運営のため大切に使わせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。