主役はわたしたちである(西村遥加 / NPO法人京都コミュニティ放送事務局長)
京都三条ラジオカフェに来る人たちは、お茶するのと同じ感じで収録を終えて帰って行く。
日常にラジオ番組の収録(あるいは生放送)の予定があることの面白さを感じながら、わたしはいつも見送っている。
「市民が主役の放送局」である京都三条ラジオカフェ。
コンセプトに込められた思いの通り、誰でも電波に乗せて声を届けることができる。
入職した当初、なんとすごいことをしている放送局だろう...!と感動した。
生活者たちがしゃらっとラジオパーソナリティとして話している。
働いて3年ほど経つが、今もなお感動は続いている。
わたしはラジオというメディアがすきだ。
ラジオの魅力はたくさんあるけれど、なんといっても、メッセージボトルのように「漂いつつも誰かには届く」ことが魅力のひとつだと思う。
自分の声が誰かと混ざるかもしれない。なんだかゆるく光が差す感じがする。
いろんな人の思いが集まって開局した京都三条ラジオカフェ。
これからも京都から市民の声を届けるために頑張ります。
共に主役になっていただけますとうれしいです!
西村遥加 / NPO法人京都コミュニティ放送 事務局長
(20周年特設サイト寄稿)