日曜の朝、聖歌・賛美歌で心豊かなひとときを「賛美を花束にして」パーソナリティayaさん インタビュー
賛美歌は身近なところに
京都三条ラジオカフェにて毎月第1、第3日曜日(9:00~9:09)に放送中の「賛美を花束にして」は聖歌や賛美歌が日曜の朝を彩る音楽番組。パーソナリティをされているayaさんは、パイプオルガンの奏者でもあります。
——賛美歌とパイプオルガンについて教えてください。
aya 賛美歌の歴史はとても古くからあります。中世では聖歌隊だけが歌を独占していましたが、16世紀の宗教改革以降は、教会に集まったみんなが歌えるような賛美歌が生み出されていきました。時代とともに、国や教派によって様々な賛美歌が生まれ、それは過去のものではなくて、これからもずっと生み出され続けていくものなんです。
パイプオルガンも、その歴史は教会と共にあります。日本のクリスチャン人口は1%未満という少なさですが、パイプオルガンは色んなところにあるんです。コンサートホールにも大きなオルガンが入っているし、大学にもあったり、教会にも勿論。すごく身近にパイプオルガンってあるんです。コンサートとして聞きに行くだけじゃなくて、色んなところで聞く機会が開かれている楽器だと思っています。
——では、ラジオ番組をしようと思ったきっかけを教えてください。
aya 「Yu’s Time ♪~ゆうズミュージックカフェ~」というラジオ番組でゲスト出演させていただいたのがきっかけです。
初めてラジオ局というものに来てパーソナリティのゆうさんやスタッフの方たちの温かさを感じながら自分の声がマイクにのったということがすごく貴重な体験になりました。
昔からラジオが好きで車に乗る時や、家事をしながらでもラジオを聴くことが多くて、中学生の時からラジオのパーソナリティになってみたいというささやかな夢があったんです。今までの全部が凝縮されたような体験だったんですね。
——実際にラジオ番組をやってみてわかったことなどありますか。
aya 一言ひとことの責任というのはすごく大きいなと思いました。間違った情報を伝えてはいけないということでもあると思うんです。私はフリートークが苦手なので、ある程度の原稿がないとできないんですが、間違えがないようにそれはもう何回も確認をするっていう……電波にのせるという責任感というのは勿論ありますね。
それと、自分の学びになっているというものが多いです。私は教会音楽とパイプオルガンをやっているんですけれども、ラジオをやることで改めて賛美歌のことを勉強する機会も増えましたし、こんな曲を紹介しようとか、次こうしようとか、考える時間も増えたなと思います。
——番組作りで大事にしていることはありますか。
aya 賛美歌は教会の歌なのでクリスチャンの方にとっては知っている曲が多いと思うんですけれど、そうでない人の方が日本はすごく多いので、教会に行ったことがない人や賛美歌を聞いたことがない人でも、できるだけ身近に感じられるような選曲をしようと思っています。例えば花や紅葉などが美しい季節にふさわしい賛美歌だったり、あとは最近のニュースを見て思ったことや、自分の見た映画にまつわることなど。
身近なことを賛美歌に繋げることを大切にしています。
——質問は以上になります。ありがとうございました!
今回インタビューさせていただいた番組情報
番組名: 「賛美を花束にして」
放送時間: 毎月第1、第3日曜(9:00~9:09)
パーソナリティ: aya
番組趣旨: 日曜朝の始まりに、聖歌・賛美歌をお届けします。心安らぐ豊かなひとときをお過ごしください。