KYOTO MUSE30-31周年イベント開催断念のご報告
「KYOTO MUSE 30th Anniversary “Talk about LIVEHOUSE”」ですが、昨年の4月開催を中止、今年10月に開催しようと動き出しておりましたが、それも断念させていただくことをご報告させていただきます。
この日のためにたくさんのアーティストとスタッフがスケジュールを押さえてくれていました。みやこめっせの皆さま、サウンドクリエーターさん、現地スタッフの皆さんも含め、開催に至れず、申し訳ありませんでした。
何より楽しみにされていたお客様には「2020年2デイズ開催予定から2021年3デイズ開催へ。叶わなかった思いを、新たな希望とともに進んでいきます!」なんて大きなことをほざいて、開催に向けて動き出しますなんてカッコつけてましたが、結果、開催できませんでした。申し訳ありませんでした。
断念の原因、全ては私の見通しの甘さでございます。それ以上でもそれ以下でもございません。
ライブハウスが大好きで、就職活動一度もしたことがなく、1999年から少しお休みした年もありましたが、ずっとライブハウスだけで生活してきました。ネクタイも未だにしめれないし、一寸世間からもずれてると思います。でも、めちゃくちゃカッコいいことを仕事にしてるって自信を持って言える。
大好きなライブハウスが、世間から"今はいらないのもの"とされた中でも、応援していただいている皆さまから、支援やあたたかい言葉をいただきました。ライブのない真っ暗な、なんの音も鳴らない静かなKYOTO MUSEに毎日出勤して、気持ちも落ち込んでいる時に、言葉にならないほど"倒れてはいけない"と勇気をもらいました。実際、KYOTO MUSEが今運営できているのも、みなさまからの支援があったからです。
ライブが増えていく中で、当たり前のことなんですがライブがある日は楽しくて嬉しくてしょうがなく、久しぶりに会うバンドマン、ツアースタッフ、お客様、KYOTO MUSEであかりがついて音が鳴っているだけで、ライブハウスに初めて行った時のようなワクワクと興奮があります。ライブを見て、意味もなく涙があふれ、どうしようもない今の現状が救われる気持ちになります。
ライブがある日、この日のアーティストやお客さんに、もう2度と会えないかも、、、って思って接しています。特にツアーバンドにはその想いが強いです。また来ますって言ってもらえるたびに、不安になりますが絶対このライブハウスをここに残さなければならない、と強く自分に言い聞かせます。
この街にこのライブハウスがあってよかった、そう思っていただけるように、これからも倒れるまであの場所でライブハウス続けていきますので、また遊びに来てもらえると嬉しいです。
いつも本当にありがとうございます。
ライブハウスのど真ん中
KYOTO MUSE
行貞 利晃
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