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【イベントレポート】勉強会「書くことから始まる仕事100選」~「書く」から始まる仕事の可能性の大きさを実感

こんにちは。「京都くらしの編集室」オンラインサロンメンバーのすずき・ちえです。

サロン内では毎月1回、メンバー限定の勉強会が行われています。

勉強会は、主宰者のライター・江角悠子さんやサロンメンバーを講師に、「書評コラムを書いてみよう」「小さなビジネスの始め方」「インタビュー講座」などをテーマに開かれます。

10月は「書くことから始まる仕事100選」というテーマでした。講師は江角さんです。

私は初めてこのテーマを聞いた時にワクワクしました。それは、書くことからどのような仕事が開けるのか、可能性を知りたかったからです。

勉強会の様子や得られたこと、受講後の気持ちの変化などを参加者の視点からご紹介します。

書く仕事から広がる大きな可能性

勉強会は10月25日(金)に行われ、参加者は30人ほど。60分の講座で、内容は講話とワークでした。

ワークは、講師・江角さんの講話の中でテーマが出され、それぞれの考えをZoomのチャットに書き込む形です。今回の講座では、3つのワークが行われました。

最初は、ワークからスタート。「この講座ではどのようなことを得たいですか?」という質問への私の答えは、「書くことからどのような仕事の可能性があるのかを知りたいです」。講座前に目的を定めたことで、気持ちがシャキッとしました。

1つ目のワークの後は本題へ。今まで江角さんがされてきた「書くこと」に関わるお仕事には、以下のものが挙げられました。

  • 商業ライター

  • ブックライター

  • 書籍編集

  • メディアの編集長

  • 大学非常勤講師

  • 京都ライター塾主宰

  • ツアーガイド

  • テレビ番組のリサーチャー(ネタとなる情報を集める仕事)

  • 動画撮影の台本作り

私が驚いたのは、ツアーガイド、テレビ番組のリサーチャー、動画撮影など、文章を書くこととは一見関係なさそうなお仕事が含まれていたことです。

なぜこのようなお仕事につながったかというと、ブログからの問い合わせや、ライターのお友達からの依頼だったとか。

ブログやSNSでの発信や、実績を知ってもらうこと、また人づきあいを通して、「この人にならお願いしたい」と思えるような仕事をしていくことの大切さを感じました。

やりたい仕事をするにはどのような力が必要か

2つめのワークは、「書くことでどのような仕事をしたいですか?」。それに対して、参加者から様々な内容の書き込みが見られました。

  • ブックライティング

  • ZINE制作

  • エッセイの執筆

  • インテリアのスタイリング

  • 出身大学のパンフレット制作

  • まちづくりのプロジェクト

その他にも続々とチャットに書き込みがされていきます。江角さんのお話から具体的な実例を知り、心に温めてきた思いがはっきりした方も多かったのでしょう。

実は私もその一人で、「ツアーガイドをやってみたい」と書きました。現在、地域情報をブログで発信する活動をしているので、そこから得た情報をもとにツアーコースを提案したり、観光客に案内したりしたいと思いついたのです。

それまでも自分が生まれ育った地域の魅力を伝えたいという思いから、ブログや記事で発信していましたが、まさかそこからツアーコースの提案や、ガイドをするという発想には思い至りませんでした。その上、仕事になりうる可能性もあるとは……。

ガイドというと、旅行会社や地域団体が実施するイメージだったので、いずれにも所属していない私にとって目から鱗でした!

ひととおり全員の書き込みが終わった後、江角さんより「書くことを軸にした仕事はたくさんあります。やりたい仕事をするためには、そのために必要な力は何か、どうすれば身に付けられるか考えると、具体的に次に何をすればよいか見えてきます」というお話がありました。

例えばパンフレット制作をしたいと思いついたのであれば、自分でZINEを作ってみる。冊子を作るための一通りの作業を経験できるからです。その実績を知ってもらえたら、パンフレット制作をしたことがあるという強みになりますし、チャンスが来た時に、仕事としての経験が無くても自信を持って手をあげることができると思うのです。

勉強会に参加して得たこと

最後のワークのテーマは「勉強会を通して得られたこと」

私が感じたのは、「自分次第で、書くことを軸にした仕事はいくらでも作り出せる」という希望でした。文章を書くことにとどまらず、多くの仕事につなげてきた江角さんの実体験をうかがえたからです。一見ライティングと縁遠いように思える動画撮影でも、「台本作り」というライティングの技術を生かすなど、「思い至らなかったところに仕事がある」という発見がありました。

でも一方で不安に思ったのが、一人で思っているだけでは実現は難しいということ。例えば私が突然ツアーガイドを企画したとしても、今までの実績もなければ、ガイド先とのつながりも一から作っていかなければならないからです。共催できる団体や同じような思いを持つ人とつながれば、実現に近づく気がします。

また、今回の勉強会で江角さんより「大学の非常勤講師になったきっかけは、江角さんのブログの読者である(勤務先の)大学の先生だった」というお話がありました。ライターのブログであれば書く仕事が舞い込んでくるイメージでしたが、大学の非常勤講師のお誘いが来るとは!

自ら発信していくことの大切さをひしひしと感じました。そして私も書く力を磨きながら、現在の活動や、やりたいことを発信して形にしていきたいと思いました

私の場合は、まずブログで「地元住民の視点からおすすめする場所のツアーを提案する」ことから。宮城県の沿岸部であれば、ご当地グルメとここでしか買えないおみやげ、そして多くの人に伝えたい東日本大震災の伝承施設などを巡る、などのプランを考えていました。

勉強会を受講し、書くことから始まる仕事は、思った以上にたくさんあるし、必要とされているのだと実感しました。

実を言うと…最近は動画のメディアが多いので、ライターを目指す私は書く場所がなくなってしまうのではないかと焦りを感じていたのです。

「文章を書く」にとどまらず、講師として教えたり、ガイドをしたり、動画撮影に台本制作でかかわったり、書くことからつながる仕事はたくさんありそうです!、私もツアーガイドの仕事を、できることから形にしていきたいと思えた勉強会でした。



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